【F1カタールGP予選】接戦の角田Q2敗退 フェルスタッペンも“驚き”のポール!「邪魔された」ラッセルは0.055秒差、巻き返したペレス9番手!

2024年12月01日(日)7:00 am

F1第23戦カタールGP(ルサイル・インターナショナル・サーキット)の2日目、先ほどのスプリントに続き、明日の決勝レースのグリッドを決める予選が開催された。

●【2024F1第23戦カタールGP】全セッションの結果・タイムスケジュール

■Q1:角田裕毅、0.026秒差でQ2進出!僅差でローソン敗退

Q1トップタイムはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、2番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)だった。

角田裕毅(RB)がギリギリの15番手でQ2へ進出した。Q1敗退を喫した16番手のアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)は角田と0.026秒差、17番手のリアム・ローソン(RB)は同0.047秒差、18番手のニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)は同0.078秒差の接戦だった。

HRC Sakuraで製造されているHRC(ホンダ・レーシング)製パワーユニット『ホンダRBPT』勢は、以下の通り。
5番手 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
8番手 セルジオ・ペレス(レッドブル)
15番手 角田裕毅(RB)
17番手 リアム・ローソン(RB)

Kickザウバーのバルテリ・ボッタスとジョウ・グァンユが2台ともQ2へ進出した。

【F1カタールGP】予選Q1敗退
16 A.アルボン(ウィリアムズ)
17 L.ローソン(RB)
18 N.ヒュルケンベルグ(ハース)
19 F.コラピント(ウィリアムズ)
20 E.オコン(アルピーヌ)

■Q2:角田裕毅は14番手敗退、ペレスは辛うじてQ3へ

Q2トップタイムはフェルスタッペン(レッドブル)、2番手はノリス(マクラーレン)、3番手はルクレール(フェラーリ)だった。

スプリントでは苦戦していたフェルスタッペンがトップに滑り込んできたのは驚きだ。

ペレスは10番手で辛うじてQ3へコマを進めた。Q2敗退となったのは、ペレスからわずか0.012秒差のピエール・ガスリー(アルピーヌ)。最近はQ3の常連という印象もあっただけに悔しい敗退だ。

ジョウ・グァンユ(Kickザウバー)は同0.076秒差の12番手で、13番手のボッタスを0.230秒上回った。

14番手の角田裕毅はペレスから0.346秒差、ボッタスから0.040秒差でのQ2敗退だった。

『ホンダRBPT』勢は、以下の通り。
1番手 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
10番手 セルジオ・ペレス(レッドブル)
14番手 角田裕毅(RB)

【F1カタールGP】予選Q2敗退
11 P.ガスリー(アルピーヌ)
12 G.ジョウ(Kickザウバー)
13 V.ボッタス(Kickザウバー)
14 角田裕毅(RB)
15 L.ストロール(アストンマーティン)

■Q3:フェルスタッペンがポール獲得!「邪魔された」ラッセルが0.055秒差の2番手

ポールポジションを獲得したのは今季の王者フェルスタッペン(レッドブル)、わずか0.055秒差の2番手はラッセル(メルセデス)、先ほどのスプリントでトップを走行していたノリス(マクラーレン)は0.252秒差の3番手だった。

4度の世界チャンピオンに輝いたばかりのフェルスタッペンは、6月のオーストリアGP以来のポールポジション獲得となった。

スプリントでオーバーステアに苦しんでいたフェルスタッペンだが、セットアップ変更がうまくハマり、さすが王者という走りでスーパーラップを決めた。たった数時間で挽回してくるあたりはさすが王者だ。

しかしそのフェルスタッペンはクールダウンラップで遅すぎたと指摘されている。リプレイ映像ではラッセルが「フェルスタッペンに邪魔された」と指摘し、ヒヤリとする場面が映っていた。ラッセルはコーナーでのあまりの速度差で追突しそうになり「恐怖」を感じたようだ。

先ほどのスプリントでは最下位だったペレスは9番手だった。その一つ前の8番手にはフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が飛び込んだ。

10番手にはケビン・マグヌッセン(ハース)が入ったことで、3チームでのランキング6位争いをリードするハースは、ここでもポイント圏内のトップ10からスタートする。ヒュルケンベルグがダメな時でもマグヌッセンが滑り込んでくるあたりはハース全体の底力が上がったことを示している。

『ホンダRBPT』勢は、以下の通り。
1番手 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
9番手 セルジオ・ペレス(レッドブル)

【F1カタールGP】予選Q3
1 M.フェルスタッペン(レッドブル)
2 G.ラッセル(メルセデス)
3 L.ノリス(マクラーレン)
4 O.ピアストリ(マクラーレン)
5 C.ルクレール(フェラーリ)
6 L.ハミルトン(メルセデス)
7 C.サインツ(フェラーリ)
8 F.アロンソ(アストンマーティン)
9 S.ペレス(レッドブル)
10 K.マグヌッセン(ハース)

予選後のインタビューでフェルスタッペンはこう語った。

「クレイジーだ!正直なところ、僕も期待していなかったんだ。より一体感のあるクルマを与えてくれたチームに感謝したい。クルマがまとまれば、もっとハードにプッシュできるからね。予選では、たくさんのことが改善されたと感じた」

「(スプリント後に)クルマに少し変更を加えたんだけど、これほどまでにパフォーマンスが向上するとは思ってもみなかったから有望だよ。もちろん、明日、レースでもこの状態が続くことを願っているけど、まだわからないね。ただ、1周の走行でたくさんのことが安定しているように感じられた。まさに僕たちが必要としていたことだよ。久しぶりにポールポジションを獲得できてとても嬉しいよ。」

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