ホンダは、2026年の革新的なレギュレーションに向けた新型パワーユニットの開発に向けて「戦っている」と、HRCの渡辺康治氏は認めた。
レッドブルからアストンマーティンへ移籍し、3月から働き始めるエイドリアン・ニューウェイは、2026年からのエンジンとシャシーの同時ルール変更後は、1つのエンジンメーカーが優位に立つ可能性があるとの見解を述べた数日後、ホンダから驚きのコメントが出てきた。
レッドブルは、フォードと提携して新たに独自のエンジンを製造する予定であり、今シーズン限りでアストンマーティンにホンダのワークスエンジンを譲ることになる。
■ホンダ、新F1パワーユニットに挑戦中
デイトナ24時間レースの時、ホンダの2026年パワーユニットの開発状況について尋ねられた渡辺社長は、「我々は戦っています。来年結果を出すために全力を尽くしています。すべてが新しいことです」とフランスの『オート・エブド』誌が伝えている。
2026年からのF1は、シャシーに関する大幅なレギュレーション変更に加え、駆動系ではガソリンを使うエンジンからのパワーを減らし電動部分から多くのパワーを発生させることが求められる。
「355kW(電動)エンジンは新しいもので、非常にコンパクトです。軽量バッテリーも開発は簡単ではありません。エンジンは小さいですが、非常に大きなパワーを持っています。すべてが非常に難しいですが、我々は最善を尽くしています。」