記事要約
・フェルスタッペンは、2024年のタイトル獲得時の論争について再び関わるつもりはないと明言。
・ジョージ・ラッセルは昨年のカタールGPでの一件を再燃させ、フェルスタッペンとの関係を修復するつもりはないと発言。
・マクラーレンのノリスもフェルスタッペンとの対決に意欲を見せるが、フェルスタッペンはライバルについて語らず、自分の準備に集中する姿勢を強調。
■ ラッセル、フェルスタッペンと「話すつもりはない」
2024年のF1シーズンで4年連続となるドライバーズタイトルを獲得したマックス・フェルスタッペンだが、昨年のシーズン終盤に巻き込まれた論争には関わらない姿勢を示している。
昨年のF1カタールGP予選では、メルセデスのジョージ・ラッセルがフェルスタッペンに対して強く批判し、その後も関係は冷え込んだままだった。そしてラッセルは最近、この問題を再び取り上げ、冬の間にフェルスタッペンと一切話をしなかったこと、さらに今後も「話すつもりはない」ことを明かした。
「昨年、僕が思うに一線を越えた場面があった。だから僕はそれを受け入れるつもりはない」とラッセルは語った。
■ フェルスタッペン「シーズンの準備に集中している」
しかし、フェルスタッペンはこうした発言に反応せず、あくまで無関心な姿勢を貫いている。
「正直なところ、2月になってまでこの話を続けるつもりはない」とフェルスタッペン。「今はF1から離れてリラックスし、シーズンの準備に集中している。この件について特に話すことは何もないよ」とコメントした。
■ ノリスもフェルスタッペンに挑戦状?
一方で、2024年シーズンのランキング2位となったマクラーレンのランド・ノリスも、2025年に向けてフェルスタッペンとの対決に意欲を見せている。
「もっとアグレッシブにいく必要があるし、彼に対して簡単にポジションを譲るつもりはない」とノリスは語り、王者への挑戦を強調した。
■ フェルスタッペン「自分のことに集中する」
しかし、ここでもフェルスタッペンはライバルとの議論に関心を示さず、シンプルな姿勢を貫いている。
「僕は自分のことに集中するだけ。それが唯一コントロールできることだし、いつもしていることだからね」とフェルスタッペン。「休暇中にライバルのことを考えたりはしない。ただ、自分の人生を楽しんでいるだけ。それ以上、言うことはないよ」と話した。
2025年シーズンは、ラッセルやノリスを含め、フェルスタッペンに挑むドライバーがさらに増えることは間違いない。王者は引き続き冷静な姿勢を貫くのか、それともシーズンが進むにつれてサーキット内外での熱いバトルが繰り広げられるのか、注目が集まる。