記事要約
・アイザック・ハジャーはF1デビュー戦を戦う前にクラッシュし、涙を流したことが話題に。
・ヘルムート・マルコ博士は「泣くのは恥ずかしい」と批判したが、ハミルトンの父やドメニカリらは励ましの言葉をかけた。
・元F1ドライバーのラルフ・シューマッハやレーシングブルズのCEOはハジャーを擁護、一方でコバライネンは「F1は厳しい世界」と指摘した。
■ ハジャー、デビュー戦で痛恨のミス…涙の姿が話題に
レーシングブルズのアイザック・ハジャーは、オーストラリアGPでフォーメーションラップ中にクラッシュし、涙を流していた姿が注目を集めた。フリー走行と予選では印象的なパフォーマンスを見せたものの、スタートすることなくレースを終え、悔しさを露わにした。
■ ハミルトン父とF1のCEOが励まし
クラッシュ後、ハジャーは落胆のあまり涙を流しながらパドックへ戻った。ルイス・ハミルトンの父アンソニー・ハミルトンはそんな20歳の若者の姿を見ると駆け寄って、励ましの言葉をかけたという。
「彼は僕の気持ちを理解し、最悪の瞬間に寄り添ってくれました。僕にとってはとても意味のある事でした」とハジャーは感謝を述べた。
さらに、F1のステファノ・ドメニカリCEOもレーシングブルズのガレージを訪れ、ハジャーを慰めたことが明らかになった。
「彼らはとても親切でした。彼らはたくさんのドライバーが同じような苦境を経験しているのを見てきました。そんな状況の僕に声をかけてくれて、とても親切でした」
ハジャーはグリッドに着くことすらできなかったことについて「本当に恥ずかしくて、本当に人生最悪の瞬間でした」と表現した。
■ マルコ博士「泣くなんて恥ずかしい」
しかし、ドライバーに対して厳しい態度で有名なレッドブルのアドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士は、ハジャーの涙を「少し恥ずかしい」とコメント。「まるで“涙のショー”を見せられたようだ」と冗談交じりに批判した。
■元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは反論「泣くのは恥ずかしくない」
一方、元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、マルコ博士の発言に疑問を呈した。
「私なら泣かないでしょうが、若いドライバーにとっては非常に辛い瞬間です。彼にとって初めてのレースで、それまでは素晴らしいパフォーマンスを見せていました。そして最後にチームを失望させるのは最悪です」
「レッドブルでは、ヘルムートの評価を考え、将来を恐れるようになります。泣くことがなぜ恥ずかしいのか、私には理解できません」と述べた。
■元F1ドライバーのコバライネン「泣き言は好きではない」
また、元F1ドライバーのヘイキ・コバライネンは、経験者として異なる見解を『Viaplay』に示した。
「私は、こういう泣き言はあまり好きではありません。F1は厳しい世界です、精神的な強さが必要で、泣いても何の役にも立ちません」と指摘し、F1の世界の厳しさを知っている経験者として語った。
■レーシングブルズCEO「前進あるのみ」
レーシングブルズのCEOピーター・バイヤーは、ハジャーを擁護した。
「あのようなコンディションでは、誰にでも起こり得ることです。小さなミスが命取りになります。来週には次のレースがあるので、前を見据えて進むのみです」と述べた。
ハジャーはこう応えた。
「チームからこのようなサポートを受けていることを嬉しく思います。僕にとってはとても大きな意味があります」
「これまでも似たような落ち込みはありましたが、今回は特に辛いです。F1への道のりは決して楽ではなく、かなり過酷でした。私は打たれ強い方だと思っていますが、今回は本当に堪えました」と感情を素直に述べた。