現地時間2025年4月24日(木)、第109回インディ500オープンテスト2日目がインディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われた。そのセッション中、佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング=RLL/ホンダ)が大クラッシュを喫するアクシデントが発生した。
【スピード/タイム表】佐藤琢磨、痛恨のクラッシュ!インディ500テストで2番手記録もマシン大破!
初日に全体3番手タイムを記録して注目を集めた佐藤は、2日目も232.565マイルを記録し、2番手につけるなど好調を維持していた。
だが、セッション後半にマシンのコントロールを失い、リアセクションを大破する大クラッシュに見舞われた。コース脇から駆け付けたスタッフと会話する様子が映し出されたが、しばらくの間はコクピットから降りる様子がなく、緊張が走った。その後、スタッフに支えられながら自力で降車。かなりの衝撃を受けていたことがうかがえた。
佐藤はその後、メディカルチェックを受けた上で、現地メディアのインタビューに応じた。
インタビュアー:「大きなクラッシュでしたが、お身体の具合はいかがですか?」
佐藤琢磨:「(ダメージを感じさせる表情と声で)もちろん、小さな痛みではありません。でも、身体は大丈夫です」
インタビュアー:「何が起きたのでしょうか?」
佐藤琢磨:「(マシンの)コントロールを失いました。ただ、それだけです。もしかするとスピードが出すぎていたのかもしれませんが、正確な原因はまだわかりません。身体は問題なく、1週間以内には100%回復できると思います。ただ、マシンを失ってしまったのは本当に辛いですね」