記事要約
・セルジオ・ペレスがマイアミGPに現地入りし、キャデラックのF1イベント関与が噂され注目を集めている。
・レッドブル離脱後もスポンサー支援や後任の苦戦でペレスの評価が上昇しており、ハイネケンとの新契約も報じられた。
・キャデラック入り候補としてミック・シューマッハも浮上しており、関係者らはF1復帰の可能性を前向きに捉えている。
●【F1マイアミGP】2025年F1開催日程・タイムスケジュール・結果
■ペレス、マイアミGP週末に注目集まる キャデラックのF1イベントにも関与か
今週末のF1マイアミGPに向けて、セルジオ・ペレスが現地入りしている。元レッドブル・レーシングのドライバーであるペレスは、アメリカ・マイアミに自宅を所有しており、ラテンアメリカとアメリカの文化が交差するこの地に滞在すること自体は珍しくない。
しかし、注目すべきは土曜日に予定されているキャデラックによる「レッドカーペットイベント」だ。2026年からF1参戦を果たすこの新チームは、マイアミビーチの高級クラブ「クイーン・マイアミ・ビーチ」にてF1リバリーのお披露目を行う予定で、“グランプリ週末の文化的中心”になるとされており、ハリウッドの著名人も来場すると見られている。
■再評価されつつあるペレスの価値
昨シーズン、成績不振によりレッドブルから契約を打ち切られたペレスだが、その後の評価は再び上昇している。というのも、後任となったリアム・ローソンや角田裕毅も、マックス・フェルスタッペンには太刀打ちできていないからだ。
35歳のメキシコ人であるペレスは、今もカルロス・スリムとその関連ブランド(テルメックスなど)とのつながりを維持しており、オーストリア紙『Osterreich』によれば、新たにハイネケンとのスポンサー契約も得たという。
同紙はさらに、キャデラックおよびゼネラルモーターズの関係者が週末を通してF1パドックに滞在し、関係構築に力を入れる可能性もあると指摘している。
■F1復帰を狙うミック・シューマッハにも注目
ペレスのほかにキャデラックとの関係が噂されているのは、バルテリ・ボッタス、ジョウ・グァンユ、そしてミック・シューマッハだ。ミックは今回のマイアミGPには帯同していないが、メルセデスのリザーブドライバーの役割を退いた後も、F1への情熱を失っていない。
「F1は今も私のキャリアにとって重要な存在です。再びチャンスがあれば、必ず掴みたいと思います」とシューマッハは語った。
元レーシングブルズ代表のフランツ・トストも次のように述べている。
「ミックにとってまだ遅すぎるとは思いません。適切な準備をすれば、キャデラックにとって良い選択肢となるでしょう」
さらに、元F1最高責任者のバーニー・エクレストンもミックの復帰を否定していない。
「もしミハエルがそばにいたら、ミックはまだF1に残っていたはずです。シューマッハという名前は、アメリカではヨーロッパ以上に大きな影響力を持っています。F1はこの名前を活かせる余地がまだあります。」