記事要約
・セルジオ・ペレスが2026年からキャデラックF1チームで復帰する契約を数か月前に締結済みと独ビルト紙が報道。
・契約期間はF1メキシコGPの延長期間(2026〜2028年)と一致し、マイアミGP開催中のキャデラックイベントでマシンリバリー発表の可能性も。
・ペレスは経験とスポンサー力を備えた存在として期待されており、GM支援の新チームで再びF1グリッドに立つ見通し。
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■「数か月前に合意済み」…ペレス、2026年からキャデラックF1参戦へ 欧州最大手紙が報道
セルジオ・ペレスが2026年からF1に復帰する――ヨーロッパ最大の発行部数を誇るドイツの『ビルト』紙がそう報じた。
この報道は、F1がメキシコGPの開催契約を2026年から2028年まで延長した直後に伝えられた。実際に、この3年間という期間は、マイアミGPのパドックで噂されているペレスとキャデラックの新契約期間と一致している。
35歳のペレスは昨年レッドブル・レーシングから放出されたが、現在はF1第6戦マイアミGPのためマイアミに滞在している。同地には彼の自宅があり、滞在そのものは珍しくない。しかし、注目を集めているのは、キャデラックが土曜日に開催予定の「レッドカーペットイベント」である。この場で、2026年にF1デビューする新チームのマシンリバリーがお披露目される可能性が高まっている。
さらに数日前、ペレスの有力支援者であり、メキシコ屈指の富豪カルロス・スリムが「彼(ペレス)は、心が躍るようなもの、そして自分にとって挑戦となるものを探している」と明かしていた。
『ビルト』紙のエンリコ・アーリッヒ記者は、マイアミから次のように伝えている。
「我々が掴んだ情報によれば、キャデラックとペレスの契約は数か月前にすでに締結されていた」
また同記者は続けてこう述べている。
「セルジオ・ペレスは、新たなワークスチームにとって必要な経験とスポンサー力をもたらす存在です。レッドブル時代にも、適切な条件が揃えばレースに勝てるドライバーであることを示しました」
ペレスが2026年からF1に復帰し、アメリカの自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)の支援を受けるキャデラックの一員としてグリッドに戻る日は、そう遠くないのかもしれない。