記事要約
・ノリスがF1マイアミGP中にフェルスタッペンに中指を立て、彼のレーススタイルを「スマートでない」と批判した。
・ピアストリは3連勝でノリスに16ポイント差をつけてランキング首位を走り、マクラーレンの勢いを示した。
・フェルスタッペンは反論しつつも無力感をにじませ、「もうどうでもいい」と発言するなど、レース結果への執着を見せなかった。
■ノリス、中指ジェスチャーでフェルスタッペンに不満爆発。「彼はスマートなレースができていない」
日曜日のF1マイアミGPで、ランド・ノリスがマックス・フェルスタッペンに対して中指を立てる場面がオンボード映像に捉えられた。しかし2025年シーズンを本格的にリードし始めているのは、同じマクラーレンのオスカー・ピアストリの方だ。
■レッドブルは0.7秒遅い
レッドブル・レーシングのフェルスタッペンはポールポジションからスタートしたが、チーム顧問であるヘルムート・マルコはマクラーレンとの実力差を認めている。
「マックスは予選で魔法のような走りを見せましたが、決勝ではマクラーレンとの差がはっきりと出ました。我々は0.7秒も遅れているのです」と語った。
ピアストリは3連勝を達成し、チームメイトのノリスに対して16ポイントのリードを築いている。
■ノリスとフェルスタッペンの言い分
一方でノリスは、友人でもあるフェルスタッペンとのホイール・トゥ・ホイールの接近戦の中で激しい怒りを見せた。
「マックスとレースする時は、ぶつかるか、追い越せないかのどちらかなんです」とノリスは不満を述べた。「でも結局彼は自分のレースを台無しにしているだけ。スマートなレースができていません」
これに対しフェルスタッペンは、マクラーレンの明らかな速さに対しては打つ手がなかったと反論している。
「もちろん何度か仕掛けてみたよ。マクラーレン相手には失うものもないしね」とフェルスタッペンは語った。「少し楽しもうと思っただけ。ほかにできることもなかったから」
ノリスの中指ジェスチャーやフェルスタッペンのレーススタイルへの批判、さらには「悪役」としての評判についても、フェルスタッペンは気にしていないと語った。
「それが何か問題あるの?」と『Viaplay’』の取材に対してフェルスタッペンは答えた。「僕は他のF1ドライバーと同じように、自分の手段で守っているだけだよ」
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