■インディ500王者パロウ、F1転向を完全否定「こっちの方が楽しい」
2024年インディ500で優勝したアレックス・パロウが、F1転向の可能性を否定した。
28歳のパロウは、2021年、2023年、2024年と3度のインディカーシリーズ王者に輝き、現在のインディカーで最も優れたドライバーの一人とされている。過去にはマクラーレンF1とのテスト契約を通じてF1を目指した時期もあったが、契約トラブルを経てインディカー専念の道を選んだ。
そして先週末、F1モナコGPのチェッカーフラッグが振られた数時間後、パロウはインディ500で優勝。スペイン人として初の快挙を成し遂げた。
■F1への興味は「日に日に小さくなっている」
「もうF1からは声がかかりません」と米『インディアナポリス・スター』紙に語ったパロウは、現在の心境をこう明かす。
「今でもF1はチェックしています。とても大きなシリーズで、素晴らしい舞台ですし、僕自身ファンでもあります。でも、F1のドライバーたちが僕ほど楽しんでいるとは思えません」
「僕は運転すること、楽しむこと、仲間たちと過ごすことが好きなんです。F1はその正反対だと思います」
■キャデラックF1との関連も否定
アメリカ発のF1新規参戦プロジェクト「キャデラック」との関連が取り沙汰されることも多いパロウだが、F1からの関心が薄れた今、自身の興味も次第に失われつつあるという。
「今はここ(インディカー)を離れたくありません」と語るパロウは、さらにこう続けた。
「たとえ『心配ない、1年か2年で戻れる』と言われても、その間にみんなが先に進んでいて、自分が追いつけなくなっていたらどうしますか?」
「昨年もF1のことは考えていませんでしたし、今年も同じです。日に日に(F1への関心は)小さくなっていて、今回の勝利で完全に『もう一度勝ちたい』という気持ちになりました」
なお、パロウが今回のインディ500優勝で獲得した賞金は、約400万ドル(約5.7億円)にのぼる。