角田裕毅は「パンケーキじゃない」フェルスタッペンが擁護、マルコは予選最下位に「ガッカリ」…“若手潰すな”の声も

2025年06月02日(月)0:55 am

F1スペインGP予選で最下位に沈んだ角田裕毅について、チームメイトのマックス・フェルスタッペンが擁護の声を上げた。彼はむしろ問題の所在がドライバーではなく、レッドブル側にあると示唆している。

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■角田の成績にマルコ博士も苦言

2025年にセルジオ・ペレスとの大きなパフォーマンス差を問題視したレッドブルは、開幕当初にリアム・ローソンを昇格させたが、わずか2戦で交代。その後任として7戦目を迎えた角田が今回バルセロナで最下位となったことを受け、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコ博士はこう述べている。

「金曜日にはユウキ(角田裕毅)はマックスにかなり近かった。とはいえ最下位という結果には疑問を持たざるを得ない。ユウキは最新スペックのマシンには乗っておらず、フロアも含めていくつかのパーツが異なるんだ。イモラで自分で壊してしまったものもあるしね」

「スペアパーツの状況は決して楽ではない。ただ、予選になるとユウキはなかなか改善できないようだ。今の結果には正直ガッカリしている。全体を精査する必要がある」と語った。

■“ナンバー2問題”にサインツも言及

フェラーリを離れたカルロス・サインツは、バルセロナGPを前に出演した番組『El Cafelito』で、昨年レッドブルと交渉を行っていたことを認めた。

「もちろんレッドブルとも話をした。でも、彼らは僕を欲しがらなかった。理由は何であれ、合意には至らなかった」と述べ、レッドブルの“ナンバー2”待遇に暗に触れつつ、次のように加えた。

「契約の中身については誰とも話すつもりはない。ただF1のことを少しでも知っている人なら、なぜレッドブルが僕を望まなかったのか分かるはずだ」

サインツが完全なナンバー2になることを望んでいないのは周知の事実だ。

■フェルスタッペン「ユウキは“パンケーキ”じゃない」

一方、角田の苦戦について問われたフェルスタッペンは、オランダ紙『De Telegraaf』に対し、次のように答えた。

「ユウキは“パンケーキ(押し潰されるようなタイプ)”じゃないだろ? 彼は速さを何度も見せてきた」

「ローソンより速かったこともよくあったよね? ということは、これはクルマについて多くを物語っているんじゃないかな。それが何を意味するか? それは自分で考えてみてよ」

■後任候補にアイザック・ハジャーの名前も

現在のところ、角田の後任候補として有力視されているのが、レーシングブルズで印象的な走りを続けているルーキー、アイザック・ハジャーだ。オランダの有名なレーシングドライバー、トム・コロネルは、そんな若手の抜擢について冗談交じりに警鐘を鳴らす。

「もし彼が次のチームメイトになるなら、“必要なのは1人じゃなく10人の精神科医”だね」とViaplayで語り、次のように訴えた。

「もう新人にこんなことを繰り返すのはやめてくれ。何度も見てきたけど、そうやって多くのドライバーのキャリアが潰されてきたんだ。」

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