記事要約
・フェルスタッペンは終盤ハードタイヤで表彰台争いから脱落
・ソフト残留の選択肢もあったが、戦略判断としてハードを選択
・10秒ペナルティも受けつつ、可能な限りの走りを見せたと総括
F1スペインGP決勝レースは、セーフティカーのタイミングとタイヤ戦略が勝敗を分ける展開になった。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は終盤のセーフティカー導入時にハードタイヤを選択するも、グリップ不足に苦しみ表彰台争いから脱落。それでも限られた状況下でベストを尽くしたと振り返った。
■マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
スタート:3番グリッド
決勝:10位(5位フィニッシュ後、10秒ペナルティにより降格)
「セーフティカーが出たのは残念でしたし、タイミング的にも運が悪かったですね。でも、それもレースの一部です。終盤に残っていた新品タイヤはハードしかなく、他がソフトタイヤを履く中で僕たちはハードに替える判断をしました。正直、グリップがとても低くて本当に苦戦しました。
残り6周という状況で、他のドライバーはソフトで全開でプッシュできる中、僕らはかなり苦しかったです。ソフトのまま残る選択肢もありましたが、あれは僕たちが下した判断ですし、結果を見て振り返るのは簡単です。再スタートでは少し難しい状況になり、ポジションを戻すことになって、さらにそれが原因で10秒ペナルティも受けました。
今日のレースでは持てるものを最大限引き出しましたし、マクラーレン勢のペースには届きませんでしたが、ポジティブな面もあります。特にこの路面でのタイヤの劣化を考えると、3ストップ戦略は正解だったと思います。」
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