記事要約
・角田裕毅のレッドブル残留に注目、ホンダ離脱も影響材料に
・マルコは「マックスに挑まぬ安定感あるドライバー」が理想と発言
・ホーナーは角田を評価しつつも、ハジャー昇格の可能性を示唆
■角田裕毅、レッドブル残留の行方に注目集まる
マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして、角田裕毅がレッドブルにどれほど長く在籍できるのかについて、見方が分かれている。
昨年末、セルジオ・ペレスが放出されて空席が生まれた際、チームは角田ではなく経験の浅いリアム・ローソンを起用。しかしローソンはわずか2戦で戦列を離れる結果となった。その後、角田が起用されたが、サポートをするホンダは来季からアストンマーティンへ移ることが決まっている。
角田は、ペレスやローソンよりも適応している兆しもあるが、レッドブルが将来的にコンストラクターズタイトルを再び狙うには、より安定して速さを発揮できるドライバーが必要だという見方も根強い。
テクニカルディレクターのピエール・ワシェは「我々はペレスとうまくいかなかったし、リアムとも結果を出せなかった。ユウキはまだ取り組んでいるところだ」と語った。
■求むのは、フェルスタッペンに勝とうとしない安定したドライバー
チームアドバイザーのヘルムート・マルコも「我々には、自分の道を進み、マックスを“打ち負かそうとしない”安定したドライバーが必要だ。他のドライバーは皆、その間違いを犯している」と指摘している。
マルコはまた、バルセロナで5位フィニッシュを果たしたザウバーのニコ・ヒュルケンベルグの走りに感銘を受けたことを明かした。「ペレスを起用した時、ヒュルケンベルグも候補に挙がっていた。でもペレスがバーレーンで勝ってしまったからね」と振り返った。
ペレスは2020年F1第16戦バーレーンGP、当時レーシングポイント(現アストンマーティン)で初優勝を果たしたものの、翌年のシートを失うことが決定していた。複数チームと交渉の末、当時セカンドドライバーとして結果を残せていなかったアレクサンダー・アルボンに代わってレッドブル・レーシングへの移籍が実現した。
■ピアストリと角田裕毅のマルコの評価
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表とマルコは、現在ランキング首位に立つオスカー・ピアストリについても高く評価しているが、ピアストリはマクラーレンと契約を結んでいる。
「オスカーは飲み込みが早く、生まれながらの冷静な分析家だが、まだマックスのレベルにはない」とマルコは評価している。
「ユウキは、フリー走行ではしばしばマックスの0.1秒差にいるのに、予選では大きく離されてしまう。予選でマシンのセットアップが決まり、マックスはすぐに順応する。一方のユウキにはもっと周回数が必要だが、走れるだけの周回がない。そして我々のマシンは金曜に問題を抱えることが多いのも事実だ」と説明した。
■ハジャーと角田裕毅に対するホーナー代表の評価
また、レッドブルがレーシングブルズから昇格させる次のルーキーとして、アイザック・ハジャーに注目が集まっているとも言われている。
バルセロナのチーム代表記者会見でこの件について問われたホーナーは、隣にいたブリアトーレが語ったばかりの言葉を引用しながら「フラビオ(ブリアトーレ)のやり方を見習って、“答えたくない”と言っておこう」と笑った。
「ユウキについては、まだ始まったばかりだ。Q3にも進出しているし、ピットレーンスタートからでもポイントを取っている。いくつかの接触もあったが、まだまだ成長の余地がある。我々には決断を下すまでに十分な時間がある」と見守る姿勢を改めて示した。
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