記事要約
・17歳のリンドブラッドがF1デビューへ、FIAの特例許可が鍵
・フェルスタッペン出場停止時は、ハジャー昇格→リンドブラッド起用が有力
・角田裕毅は2025年末までF1シート継続の見通し
■リンドブラッド、F1デビューに現実味。FIAの特別措置が鍵
アービッド・リンドブラッドが、近くF1グリッドに登場する可能性が出てきた。
レッドブルはこの冬、F1スーパーライセンス取得に必要な最終ポイントを獲得させるため、イギリスとスウェーデンにルーツを持つ17歳のリンドブラッドをニュージーランドでレースに参戦させていた。そして現在、彼に必要なのはFIAによる「特別な裁量(特例許可)」だけだ。
FIAの規定では、17歳のドライバーは原則としてF1ライセンスを取得できないため、例外措置が必要になる。
■FIAへの申請、審議は来週
アービッド・リンドブラッドはスーパーライセンスのポイントを満たしているが、18歳になるのは9月だとレッドブルF1アドバイザーのヘルムート・マルコは語った。
「だから我々は今、FIAに特例を申請している。キミ・アントネッリが受けたのと同様のものだ」
オランダ紙『デ・テレグラーフ』によると、リンドブラッドのライセンス申請は「来週火曜」にFIA世界モータースポーツ評議会で審議される予定だという。
■フェルスタッペンの出場停止に備えて
同紙はまた、「レッドブルはマックス・フェルスタッペンに対する出場停止の可能性に備えている」と報じた。
実際、フェルスタッペンは来週末のカナダGPでスーパーライセンスポイントに1点でも加算されると、次戦のレッドブル・リンク(オーストリアGP)を欠場する可能性がある。
この2戦では一切違反を犯せないとマルコは『スピードウィーク』に語った。「もちろん、軽率な行動は厳禁だと彼には伝えるよ。彼がオーストリアで出走できないなんて事態は大惨事だ。ただ、毎レースで何かしでかすタイプでもない。オーストリアを終えれば、古いポイントが消えるんだ」
■ハジャー昇格→リンドブラッド起用が有力案
仮にフェルスタッペンが出場停止となった場合、最も有力な代替案は、レーシングブルズのアイザック・ハジャーを昇格させ、その空席にリンドブラッドを起用するというものだ。
リンドブラッドはF2でも強さを見せている。バルセロナでメインレースを制し、ルーキーイヤー2勝目を挙げたとマルコは評価する。
このままの調子なら、F1昇格も期待できる。彼はまだ17歳だが、並外れた才能を持っているよ。
■角田裕毅の2025年シートは当面安泰
一方、マルコは角田裕毅に対して「2025年シーズン終了まではシートが保証されている」との見方を示した。
直近3戦での獲得ポイントは1点だけで、満足できる数字ではないとマルコは語った。
「だが、彼にはまだ時間が必要だし、それを与えるつもりだ。今季いっぱいは乗り続けると見ている」
●【F1カナダGP】2025年F1開催日程・タイムスケジュール・結果