記事要約
・ブルツはフェルスタッペンが冷静さと攻撃性を使い分けると予測
・フェルスタッペンはペナルティの危機でも「スタイルは変えない」と強調
・ラッセルは皮肉混じりに「週末を家で過ごすため攻めるかも」とコメント
■ブルツ「フェルスタッペンは冷静に、でも結局は肘を張る」
今週末のF1カナダGPに向け、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はペナルティポイントの累積により、次戦オーストリアGPでの出場停止の可能性が取り沙汰されている。こうした中、元F1ドライバーのアレクサンダー・ブルツは、フェルスタッペンがその状況を十分に意識しているだろうと語った。
「彼の頭の中には、確実にそのことがあるはずだ」とブルツは語る。
「必要な場面では肘を引っ込めて冷静に走るだろう。でも最終的にはまた肘を張って攻めにいき、その結果も受け入れると思うよ」
■フェルスタッペン「スタイルは変えない」
レッドブルのアドバイザー、ヘルムート・マルコは「もしオーストリアで彼が出場できなければ壊滅的だ」と語っているが、フェルスタッペン本人は一切ブレていない。
「僕はどんなバトルでも引き下がったりしない。自分のやりたいようにレースをするし、そのスタイルを変えるつもりもない」と断言。
「自分を信じているからね」
■ラッセルが皮肉
また、前戦スペインGPではジョージ・ラッセルとの接触を巡り、「月曜に謝罪するのは特に難しくなかった」と振り返っており、意外なほど冷静な一面も見せている。
対するラッセルは、「もしかしたら彼は、家で週末を過ごすために、さらにアグレッシブに走るかもね」と皮肉交じりにコメントした。
カナダGPでは波乱の要素が多く、冷静と攻撃的な姿勢のバランスをどう取るかがフェルスタッペンの焦点となりそうだ。
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