記事要約
・ラッセルが今季初のポール獲得、フェルスタッペンは2番手
・ピアストリが3番手、マクラーレン勢も上位に食い込む
・ホンダRBPT勢はフェルスタッペン2番手、ハジャー9番手
2025年F1第10戦カナダGPがモントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで1時間の予選が行われた。現地時間16時、天候は晴れ、気温20度、路面温度45度、路面コンディションは良好。
12分間の予選Q3でポールポジションを獲得したのはジョージ・ラッセル(メルセデス)だった。自身6回目、今季初のポールポジションだ。
2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はオスカー・ピアストリ(マクラーレン)だった。
■ホンダRBPT勢
ホンダ・レーシング(HRC)製のパワーユニット「ホンダRBPT」を搭載するレッドブルとレーシングブルズの4台は、以下のような結果となった。
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は2番手、アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)は9番手だった。
■ミディアムタイヤでポールポジション
Q3では4名がミディアムタイヤを選択。フロントロウに並んだラッセルとフェルスタッペン、4番手のキミ・アントネッリ(メルセデス)、6番手のフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)がミディアムタイヤで、キミ・アントネッリは中古のミディアムタイヤだった。
■ラッセル、圧巻の最終アタックでポール獲得!
ラッセルは「素晴らしい走りだった」と語った通り、見事な最終アタックを決め、予選Q3でポールポジションを獲得。フェルスタッペンに0.160秒差をつける大差でのトップタイムは、全長の短いジル・ビルヌーブ・サーキットにおいては驚異的な結果だ。
■ピアストリが逆襲の3番手、ノリスはQ3失速で7番手
ピアストリは、週末の流れを一変させる走りで3番手タイムを記録。選手権争いを演じるチームメイトのランド・ノリスが7番手に沈んだことで、日曜決勝ではリードを広げるチャンスが広がった。
■アントネッリに初表彰台の期待、アロンソも上位狙う
新星キミ・アントネッリも上位争いに加わっており、F1初表彰台に期待がかかる。アロンソも好調を維持してさらなるポイント獲得を狙う。
■ルクレール&ノリス、Q3で悔しい結果に
一方、ルクレールは最終アタックでミスを犯し、タイヤのグリップが限界に達していたこともあり2回目のアタックは断念。ノリスも最終セクションでタイムを伸ばせず、両者ともにQ3の上位争いから脱落する結果となった。
●【F1カナダGP】2025年F1開催日程・タイムスケジュール・結果
■【F1カナダGP】予選Q3
| 順位 | 車 | ドライバー チーム |
タイム差 前車差 |
|---|---|---|---|
| 1 |
63
|
ジョージ
ラッセル
メルセデス
|
1:10.899
|
| 2 |
1
|
マックス
フェルスタッペン
レッドブル
|
+0.160
+0.160
|
| 3 |
81
|
オスカー
ピアストリ
マクラーレン
|
+0.221
+0.061
|
| 4 |
12
|
アンドレア
キミ・アントネッリ
メルセデス
|
+0.492
+0.271
|
| 5 |
44
|
ルイス
ハミルトン
フェラーリ
|
+0.627
+0.135
|
| 6 |
14
|
フェルナンド
アロンソ
アストンマーティン
|
+0.687
+0.060
|
| 7 |
4
|
ランド
ノリス
マクラーレン
|
+0.726
+0.039
|
| 8 |
16
|
シャルル
ルクレール
フェラーリ
|
+0.783
+0.057
|
| 9 |
6
|
アイザック
ハジャー
レーシングブルズ
|
+0.968
+0.185
|
| 10 |
23
|
アレクサンダー
アルボン
ウィリアムズ
|
+1.008
+0.040
|