F1はタイヤ管理が命!メルセデスのアリソンが語る2つの元凶とマクラーレンとの決定的な差にフェラーリも同調

2025年07月24日(木)11:16 am

記事要約


・アリソンTD、メルセデスの不調はタイヤ管理が原因と分析

・現行F1でタイヤ管理が困難化、実戦以外に検証手段なし

・バスール「“タイヤ管理”が勝敗を左右する」と見解を共有


■メルセデスの不安定な成績、「タイヤ管理」が最大の弱点──アリソンが分析

メルセデスのテクニカルディレクターであるジェームス・アリソンは、2025年シーズンにおけるチームの浮き沈みの激しいパフォーマンスの主因が「タイヤ・マネジメント(性能管理)」にあると明かした。そして、それこそが現在絶好調のマクラーレンとの最大の差だと分析している。

「オーストリアやイギリスのように苦しんだ週末と、自力で勝てるような週末を行ったり来たりしています。我々の不安定さは“ヨーヨー状態”と言えます」とアリソンは『Auto Motor und Sport』に語った。

「タイヤの温度をどうコントロールするかが、この世界選手権を左右していることは、特別な専門家でなくともわかるはずです。そして、それが我々にとっては最大の課題なのです」

■「現在のF1では、タイヤ管理がかつてなく難しい」

アリソンは、現在のF1で導入されているグラウンドエフェクトカーの特性と、タイヤの予熱制限が重なったことで、タイヤ管理が一層困難になっていると説明する。

「2つの要因が重なって、かつてよりも状況は難しくなっている。ひとつはタイヤの予熱が制限されたこと。もうひとつは、グラウンドエフェクトカーの導入で、特に高速コーナーでタイヤにかかる熱的負荷が大きくなったことです」

さらに、F1ではタイヤテストの機会がほとんどなく、チームがデータを十分に得られないことも問題だと指摘した。

「ルールにより、我々はタイヤの挙動を深く理解することが難しくなっています。実際にテストする機会は非常に限られています。実戦、つまりグランプリ週末こそが唯一の“実験の場”だが、そこでは他にもやるべきことが山ほどあるんです」

■バスール「“タイヤ管理”が勝敗を左右する」

この見解には、フェラーリのチーム代表フレデリック・バスールも同意している。

「タイヤ管理こそが、2025年シーズンを左右する要素です。もっと言えば、25年前から続いている問題でもあります」と語った。

「誰が最も早く、最も正確にタイヤを適正な作動温度に持ち込み、維持できるか──。今のように全体が接戦の時代では、それがレース結果に与える影響はさらに大きくなっています」

「そしてまさに、そこがマクラーレンの最大のアドバンテージなのです。」

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