角田裕毅に重圧･･･マルコ博士が明言「すべてはレース後に発表」18歳リンドブラッドを絶賛「最速の新人だった」

2025年10月27日（月）8:04 am

・マルコ博士がF1メキシコGP後に2026年のレッドブル系ドライバー発表を明言、18歳リンドブラッドの昇格が濃厚に

・リンドブラッドはFP1で角田裕毅を上回る走りを見せ、冷静な対応をマルコ博士が称賛

・ペレスは「マックスの隣で走るのは誰でも難しい」と語り、レッドブル環境の厳しさを指摘

F1第20戦メキシコシティGPの週末、レッドブルのヘルムート・マルコ博士は「グランプリ終了後」に2026年のドライバーラインナップを発表すると明言した。その一方で、18歳の新星アービッド・リンドブラッドがレーシングブルズ昇格をほぼ確実にしたと報じられている。

マルコ博士は『Kleine Zeitung』に対し、「ユウキ（角田裕毅）にとっては、あれは決して気分のいいものではなかっただろう」と語った。リンドブラッドはメキシコシティGPの金曜フリー走行1回目でマックス・フェルスタッペンのマシンを託され、角田より速いタイムを記録したのだ。

「彼はプレッシャーの中でも冷静さを失わなかった。周囲から“絶対にマシンを壊すな、フロアは1枚しかない”と言われていたのに、それでも最速の新人だった」とマルコ博士は称賛した。

この結果により、リンドブラッドは2026年からレーシングブルズのレギュラードライバーとなる見込みが極めて高くなった。一方で、現在その座を争うイザック・ハジャーはレッドブル・レーシングへの昇格が有力視されており、残る1席を角田とリアム・ローソンが争う構図となっている。

「すべてはグランプリ後に評価し、その後で発表する」とマルコ博士はメキシコで語った。

角田は上昇傾向にあるにもかかわらず、不安定さが昇格争いでの立場を苦しくしているとマルコ博士は指摘する。

「角田は予選Q2で脱落し11番手だった。彼は徐々に上達し結果も上昇傾向だが、予選では常に決勝より大きく遅れを取っている。その点をコントロールすることを学ぶ必要がある」とマルコ博士は述べた。