・残り3戦の合計60ptで4名に逆転可能性、岩佐は差8.5ptまで接近
・岩佐は連続PPで勢い、坪井との差逆転条件は“8.5pt以上多く獲得”
・大田・牧野にも数学的逆転余地、R10決勝が流れを左右する重要戦
2025年のスーパーフォーミュラは、鈴鹿サーキットでのR10・R11・R12の最終3連戦を迎えている。
この大一番に向け、岩佐歩夢(MUGEN)が午前中に開催されたR11とR12の予選で連続ポールポジションを獲得、逆転チャンピオンへ向けてまずは最大の6ptを獲得した。首位の坪井翔(トムス)との差は8.5ptまで縮まり、タイトル争いは最終局面に突入している。
スーパーフォーミュラは、今日のR11決勝、明日のR10(代替開催分)・R12決勝をもって年間タイトルが決まる。すでに全予選は終了しており、加算されるのは各決勝のポイントのみだ。ポイント上位は以下のとおり。
・坪井翔:104.5pt
・岩佐歩夢:96pt
・大田格之進:90pt
・牧野任祐:81pt
R11・R12予選で6ptを加算した岩佐は、坪井との差を8.5ptまで詰め、優勝争いを狙える位置につけた。さらに、大田格之進(90pt)と牧野任祐(81pt)にも逆転の可能性は残されている。
岩佐が年間タイトルに届くための条件は明確だ。
● 残り3レースで、坪井翔より“8.5pt以上多く”獲得すること
決勝は優勝20pt、2位15pt、3位11pt……と続き、1レースごとの順位差だけで逆転が成立する。
岩佐が3連勝(60pt)した場合、坪井が2位を続けたとしても逆転は可能。ポイント差は小さく、展開次第で一気に主導権が動く状況だ。
ランキング3位の大田格之進(90pt)は、岩佐と同様に3連勝すれば150ptに到達し、坪井を逆転できる位置にいる。ここまで安定した速さを見せており、タイトルは十分に射程圏内だ。
4位の牧野任祐(81pt)にも数学的な逆転可能性が残る。残り60ptを加算できれば141ptに到達し、坪井(104.5pt)との差は36.5pt。坪井が3レース合計で34pt以下にとどまり、岩佐や大田の得点も一定以下に抑えられれば、牧野にも逆転の可能性が生じる。
条件は厳しいものの、展開が一変しやすく、上位勢がそろって崩れるケースも珍しくない。“4人すべてにまだチャンスが残っている”のが今回の最終3連戦の大きな特徴だ。
その中でも、連続PPで勢いをつけた岩佐歩夢が、もっとも積極的に流れを手繰り寄せているのは間違いない。2025年スーパーフォーミュラのタイトル争いは、この3連戦で完全に決着を迎える。