【F1カタールGP決勝タイム/前車差】フェルスタッペン逆転V!ピアストリ悔しい2位、サインツ表彰台!角田裕毅10位 ハジャーは終盤パンクで無念

2025年12月01日(月)2:39 am

記事要約


・カタールGP決勝はフェルスタッペンが制し、ピアストリ2位、サインツ3位

・角田裕毅は10位でポイント獲得、ローソン9位、ハジャーは無念のリタイア

・ホンダRBPT勢はフェルスタッペン優勝で存在感、RB勢は明暗分かれる結果に


●【F1-LIVE速報結果】F1カタールGP

F1第23戦カタールGPの決勝(57周)が行われ、気温23度、路面温度28度、湿度70%のドライコンディションで争われたレースを制したのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。2位にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3位にはカルロス・サインツ(ウィリアムズ)が入った。

■ホンダRBPT勢

ホンダ・レーシング(HRC)のパワーユニット「ホンダRBPT」を搭載するレッドブルおよびレーシングブルズ勢は、フェルスタッペンが1位、リアム・ローソンが9位、角田裕毅が10位、イザック・ハジャーはパンクによりリタイアとなった。

■タイヤ25周制限が戦略を固定化

今回はピレリがタイヤ1セットにつき最大25周という使用制限を設けたことで、全57周のレースは全車2回のピットストップが必須となった。とくに1回目のタイヤ交換が戦略の分岐点となり、ミディアムで25周前後まで引っ張ったマシンは、終盤にソフトを投入できる“戦略的な柔軟性”を確保することができた。

■フェルスタッペンが序盤で主導権を奪う

スタート直後、フェルスタッペンはランド・ノリスをターン1で攻略して2番手へ浮上。マクラーレン勢の間に割って入り、トップ争いは早々にフェルスタッペン対ピアストリの構図となった。

■7周目の接触でSC、判断が分かれたピット戦略

7周目にヒュルケンベルグ(Kickザウバー)とガスリー(アルピーヌ)が接触しセーフティカー(SC)が導入された。多くのマシンがこのタイミングでタイヤ交換を選択し、残る2セットを25周ずつ使い切る戦略を採用。

一方、マクラーレンの2台はステイアウトを選んだ。一時は驚異的なペースでフェルスタッペンを引き離すが、フェルスタッペンもペースアップ。マクラーレンはピットでのタイムロスを削減するほどにはタイム差を拡げられず、結果的にこの判断は裏目に出た。

■DRSトレインで膠着、フェルスタッペンが優位に展開

ロサイルはDRSが効きにくいレイアウトで、レースは長時間にわたりDRSトレイン状態に。追い抜きが難しいため、各車はミスかSC再導入に期待する展開となった。

SC中にピットを済ませたフェルスタッペンは、マクラーレン勢のすぐ後方で隊列に復帰し、有利な位置取りを確保。マクラーレン勢がピットインをすれば首位に浮上する。

レースをリードしていたピアストリは24周目に1回目のピットストップ、5番手まで順位を下げた。42周目に2回目のピットストップを終えると、3番手でコース復帰。この時点で首位のノリスはもう一度ピットインが必要だったため、実質2番手だった。

25周目に1回目のピットストップをしたノリスは5番手まで順位を落とした。2回目のピットストップでは5番手でコース復帰。最終的に4番手のアントネッリが単独ミスを喫し、ノリスが4位に入賞した。

■残り2周でハジャーが痛恨のパンク、ホンダ勢の順位が変動

レース残り2周、6番手を走行していたハジャー(レーシングブルズ)が突然のパンクにより失速。この時点では原因が不明で、各車はタイヤを労わりながら慎重なペースに切り替えた。ハジャーのリタイアにより、10番手争いをしていたローソンと角田がそれぞれ9位・10位へ繰り上がり、ホンダRBPT勢としては3台がポイントを獲得する結果となった。

レッドブルはカタールGPのレース後に2026年ラインナップを決定すると公言しており、シートが未確定のローソンと角田にとって重要な週末だった。角田はスプリントで5位という好結果も残しており、このパフォーマンスがどのように評価されるのか注目が集まる。

■【F1カタールGP】決勝レース暫定結果

順位 ドライバー
チーム
タイム差
前車差
1
1
マックス
フェルスタッペン
レッドブル
TOP
2
81
オスカー
ピアストリ
マクラーレン
+7.995
+7.995
3
55
カルロス
サインツ
ウィリアムズ
+22.665
+14.670
4
4
ランド
ノリス
マクラーレン
+23.315
+0.650
5
12
アンドレア
キミ・アントネッリ
メルセデス
+28.317
+5.002
6
63
ジョージ
ラッセル
メルセデス
+48.599
+20.282
7
14
フェルナンド
アロンソ
アストンマーティン
+54.045
+5.446
8
16
シャルル
ルクレール
フェラーリ
+56.785
+2.740
9
30
リアム
ローソン
レーシングブルズ
+60.073
+3.288
10
22
角田裕毅
レッドブル
+61.770
+1.697
11
23
アレクサンダー
アルボン
ウィリアムズ
+66.931
+5.161
12
44
ルイス
ハミルトン
フェラーリ
+77.730
+10.799
13
5
ガブリエル
ボルトレート
Kickザウバー
+84.812
+7.082
14
43
フランコ
コラピント
アルピーヌ
+1周
--
15
31
エステバン
オコン
ハース
+1周
--
16
10
ピエール
ガスリー
アルピーヌ
+1周
--
--
18
ランス
ストロール
アストンマーティン
リタイア
--
--
6
イザック
ハジャー
レーシングブルズ
リタイア
--
--
87
オリバー
ベアマン
ハース
リタイア
--
--
27
ニコ
ヒュルケンベルグ
Kickザウバー
STOP
--

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