・角田裕毅がアブダビFP3でノリスを妨害と認定され、レッドブルに1万ユーロの罰金
・チームは後方プッシュ車のみを案内し、急接近するノリスを十分に警告しなかったと判断
・角田も不適切な位置取りとされ戒告処分、適用はF1規則37.5条の妨害行為
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F1最終戦アブダビGPのフリー走行3回目で、角田裕毅(レッドブル)がランド・ノリス(マクラーレン)を妨害したと認定された。スチュワードはレッドブルに対し1万ユーロ(180万円)の罰金を科し、角田には戒告を発出した。対象となったのは、ターン11〜12区間での事象だ。
スチュワードは関係者の聴取に加え、ポジショニング/マーシャリングシステム、オンボード映像、タイミングデータ、テレメトリー、チームラジオなどを精査。ノリスのマシン(4号車)はラップ前半でプッシュしていない挙動を示していたため、レッドブル側は「プッシュラップではない」と解釈していた。しかし、その後ノリスはペースを上げて連続走行に入っており、チームが利用できるGPS上でもターン9接近時点で4号車が22号車(角田)に急速に接近していることは明確だったという。
それでもレッドブルは、後方でプッシュ中の他車のみを角田に伝達。スチュワードは「22号車の競技者は4号車が急速に接近している旨を十分な余裕をもって警告すべきだった」としてチームに罰金を科した。一方ドライバーについても、「警告がなかったとしても、スローラップ時にその位置取りで走るべきではなかった」として、角田に戒告を与えた。
適用はFIA F1スポーティングレギュレーション第37.5条(走行中の妨害)違反。決定はFIAから独立したスチュワードが、関連規定と提示証拠のみに基づき下したもので、規定の期限内で上訴の権利がある。
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