・マルコ博士が「複雑だ」と退任示唆、影響力低下と権限変更が背景か
・2026年残留は明言せず「内部で話し合う」。心地よく働ける環境を重視
・メキースは組織見直しを強調し博士の貢献も評価。去就は依然不透明
F1アブダビ最終戦後、レッドブルのアドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士が、自身の将来について「複雑だ」と語り、事実上の退任を示唆する発言を行った。近年チーム内で影響力が低下していると見られ、レッドブルを支えてきた“育成の司令塔”の動向に注目が集まっている。
82歳のマルコ博士は、ポスト・ホーナー時代の組織再構築の中で、これまでより明確に権限が制限されたと言われている。さらに、ジュニア育成へのアレックス・ダン加入を推進したものの実現しなかったことが、「最後の一押しになった」とする噂もある。
アブダビで去就について問われた博士は、含みを持たせてこう答えた。
「それについては複雑です。いくつかの要素が関係しているんです」
さらに、ドライバーズタイトル5連覇を逃したことが重くのしかかっていると認める。
「5回連続でチャンピオンになるのは非常に難しいことです。多くの計画が必要で、常に完璧に働かなければなりません。ミスは許されないんです。今年は残念でした。目標を達成できなかったんですからね。少し考える時間が必要です」
2026年もレッドブルに残るつもりがあるかと問われても、博士は明確な肯定を避けた。
「内部で話し合うつもりです。急ぐ必要はありません。ディートリッヒ(マテシッツ)と働いていた頃、私は契約書すら持っていなかったんです。私にとって大事なのは“心地よく働けるかどうか”です」
ローラン・メキース代表も退任可能性を否定しなかったものの、混乱のシーズンを支えた博士の貢献を認めた。
そんな中で重要なのは、マックス・フェルスタッペンとの結び付きだ。フェルスタッペンは、自身をF1へ導いた人物としてマルコ博士を深く信頼し続けており、その存在を強く支持してきた。ゆえに、マルコ博士の去就はフェルスタッペンの将来にも確実に影響を及ぼすと見られている。
博士は2026年の新レギュレーションについては意欲を見せる。
「我々は競争力のあるマシンを作れると確信していますし、必要なら素早く改善もできます。来年の新しいシャシーとエンジン規定に向けて、とても意欲的です」
しかし、“本当に残るのか”は依然として不透明なままだ。長年レッドブルの根幹を支えてきた人物の決断は、チームの今後、そしてドライバーの未来にも大きな影響を与えることになりそうだ。
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