・フィジケラは19歳アントネッリが将来F1王者争いに加わる可能性があると評価
・中国GP予選で史上最年少ポールを獲得し、ベッテルの記録を更新
・決勝ではハミルトンとの争いを制し、史上最年少ポール・トゥ・ウィン達成
元F1ドライバーで2006年に3勝目を果たしたジャンカルロ・フィジケラは、同じイタリア人のアンドレア・キミ・アントネッリ(19歳)が将来的にF1世界王者争いに加わる可能性があるとの見方を示した。
アントネッリは土曜日の中国GP予選で史上最年少ポールポジションを獲得し、これまでセバスチャン・ベッテルが保持していた記録を更新した。
フィジケラは、イタリアの『La Repubblica(レプブリカ)』紙に対し、次のように語った。
「アントネッリは恐れを知りません。すでにチャンピオンになるだけの力があります」
「彼は速く、学習も非常に早いドライバーです。最下位で終わるくらいなら、リスクを取ることを選ぶタイプです。もしジョージ・ラッセルより前でフィニッシュするレースが何度かあれば、タイトル争いで彼にプレッシャーをかけることもできるでしょう」
F1参戦2年目のアントネッリは、開幕戦は波乱のレースを経験したものの、初ポールポジションを獲得後でも、いつも通り控えめな姿勢を見せた。
「どうやら僕は、自分で物事を複雑にするのが好きみたいですね」
混沌としたオーストラリアGP、そして中国GPのスプリントを戦い抜いたアントネッリは、笑みを浮かべながらそう語った。
チームメイトのジョージ・ラッセルは、予選Q3でテクニカルトラブルに見舞われ、アタックは1回に限られてしまった。この時点で流れはアントネッリにあると感じた者も多い。
そして迎えた日曜日の決勝レース、ポールポジションからスタートしたアントネッリは、F1で7度の王者に輝いている44歳のルイス・ハミルトン(フェラーリ)と激しいトップ争いを繰り広げ、見事にトップでフィニッシュ。
F1史上2番目に若い優勝者となり、F1史上最年少のポール・トゥ・ウィンを達成、F1の歴史に名を刻んだ。昨年、ハミルトンの後釜としてF1に鮮烈デビューした若者は、メルセデスのトト・ウォルフ代表の判断が正しかったことを証明した。