・フェルスタッペンのレースエンジニアを務めるランビアーゼの移籍はチームにとって大きな損失となると語るヘルムート・マルコ
・契約満了の2028年まで現職を継続するが、レッドブルからマクラーレンへの主要スタッフ流出が続いている
・チーム内の混乱や指導力不足が指摘され、フェルスタッペンの集中力低下も懸念されている
■ランビアーゼのレッドブル離脱は大きな痛手になるとヘムルート・マルコ博士は語る
長年レッドブルの顧問を務めていたヘルムート・マルコ博士は、レッドブルが大きな痛手を受けていることを認めた。マックス・フェルスタッペンの長年のレースエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーゼが、マクラーレンに移籍することが正式に発表されたためだ。
「ランピアーゼ(通称:GP)はマシン開発とセッティングにおいて重要な役割を担っていましたが、独自のやり方を貫いていました。他のチームスタッフと意見が食い違うこともありました。フェルスタッペンとランビアーゼはまるで長年連れ添った夫婦のようでした。議論や意見の対立もありましたが、これは大きな損失となります」と、マルコはウィーンでニュースサイト『motorsport-magazin.com』の取材に語った。
■レッドブルからマクラーレンへの主要スタッフの流出が続く
レッドブルは、ランビアーゼが「現在の契約が満了する」2028年に移籍することを正式に発表した。
「GPはチームにとって貴重なメンバーです。契約期間満了まで、GPはレーシング部門責任者およびマックス・フェルスタッペンのレースエンジニアとしての役割を継続して担います」
マクラーレンもランビアーゼとの契約を発表し、ランビアーゼが「遅くとも2028年までに」チーフ・レーシング・オフィサーとして就任することを明らかにした。
今回の移籍は、ロブ・マーシャル、ウィル・コートニーに続き、レッドブルからマクラーレンへの上級スタッフ流出の一例となる。
憶測が飛び交う中、ドイツの自動車専門誌Auto Motor und Sportは、ランビアーゼがマクラーレンF1代表であるアンドレア・ステラの後任候補とはならないと報じている。また、ステラ代表自身もフレデリック・バスール代表の後任としてフェラーリF1に復帰する予定はないとみられている。
■レッドブル内部の混乱を指摘する声も
マクラーレンは声明の中で、ステラ代表とチーム最高経営責任者のザック・ブラウンはともに「長期契約」を結んでいると強調した。
一方、レッドブルのテクニカルディレクター、ピエール・ワシェの解任の噂は的外れとみられているものの、チーム内部の状況に対する懸念は依然としてくすぶっている。
「チームは現在、混乱状態にあり、あらゆる面で混沌としており、チーム外との適切なコミュニケーションが全く取れていません。私の知る限り、チームの方向性を示すことができるヘルムート・マルコ博士も、もういません」とラルフ・シューマッハはドイツのケーブルテレビ放送である『Sky Deutschland』に語った。
マルコ博士によれば、フェルスタッペンの集中力も散漫になっているようだ。
「マックスはF1のことよりもニュルブルクリンクのことばかり話しています」とマルコ博士は述べ、4月にノルドシュライフェ(ニュルブルクリンク北コース)で再びレースに出場予定のフェルスタッペンとのやり取りについて言及した。
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