F1のステファノ・ドメニカリCEOは、マックス・フェルスタッペンがF1を去る可能性に懐疑的な見方を示した。
その一方で、仮にフェルスタッペンがF1を離れたとしても、F1というスポーツは成長を続けるとの考えを強調している。
この発言は、フェルスタッペンとメルセデスF1のトト・ウォルフ代表が、イタリアのサルデーニャ島で休暇を過ごす様子が再び撮影されたことを受けたものだ。
両者は夏休み期間中、それぞれのヨットで同地を訪れることが恒例となっている。
昨年も現地で顔を合わせたが、その際は偶然の一致と説明されていた。今回公開された写真については、両者ともコメントしていない。
フェルスタッペンの将来をめぐる憶測が続くなか、ドメニカリCEOは、今後のレギュレーション変更がフェルスタッペンのF1残留を後押しするとみている。
「来年に向けた変更をすでにシミュレーターで試したドライバーたちは、変更の方向性は正しいと考えています」とドメニカリCEOは語った。
F1は、内燃機関と電動出力の比率を今季の53対47から、2027年には58対42へ変更する。
これにより、フェルスタッペンが繰り返し批判してきた過度なエネルギーマネジメントの影響が軽減されるとみられている。
「この件についてはマックスとも話し合いました。ルール変更には決められた手順があることを忘れてはなりません」とドメニカリCEOは述べた。
「規則を変更するには、まずチームとパワーユニットメーカーが、FIAやF1側と合意する必要があります」
メルセデスとレッドブルは、より踏み込んだ変更を支持していたが、ほかのメーカーはFIAの当初案を承認しなかった。
ドメニカリCEOも、「F1側としては、さらに踏み込んだ変更を望んでいましたが、そのためにはチームの同意が必要でした」と認めている。
さらに、2028年にも追加の見直しが予定されており、F1は2031年のV8エンジン回帰を目指している。
ドメニカリCEOは、フェルスタッペンの将来についても楽観的な見方を示した。
「マックスもこの変更にはとても満足すると思います」
「マックスは並外れたドライバーです。彼はF1が好きですし、その将来にも期待していると思います。今後のレギュレーションについても、彼と話し合っていきます。彼とは素晴らしい関係を築いています。F1は十分に大きなスポーツであり、彼もその一員であり続けると思います。ただ、自分の将来を決めるのは、もちろん彼自身です」
「マックスは残ると思いますし、私は本当にそう願っています。F1というスポーツは大きく、ほかの何ものよりもはるかに大きな存在です」
さらに、フェルスタッペンがF1を去った場合について問われると、ドメニカリCEOは率直にこう答えた。
「もし彼が契約を更新しなくても、このスポーツは前に進みます」
ドメニカリCEOは、2026年レギュレーションをめぐる技術的な批判についても、多くのファンが求めているのは複雑な技術論ではなく、コース上のアクションだと主張した。
「コース上では多くのアクションが起きていて、ファンはそれを楽しんでいます。複雑な技術論ばかりに関心があるわけではありません。多くのファンは、バッテリー残量の情報に興味がありません。もちろん興味を持つ人もいますが、多くの人はコース上で何が起きているのかを見たいだけです。たとえば、ハンガリーGPでマックスがルイスをオーバーテイクするような場面です。それは芸術作品のようなものです。なぜ、どのように起きたのかは問題ではありません」
さらに、ドメニカリCEOは、F1が年内に次期レギュレーションのパッケージを提示すると述べた。
「重要なのは、あらゆるものをできる限りシンプルにし、マシンを軽量化し、サステナブル燃料と電動化を採用することです。年末までに、次期レギュレーションについて提示し、議論するためのパッケージを準備します。」
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