出火、失格、リタイア… アウディF1、重職就任のマクニッシュにとって初陣は悪夢に

2026年05月09日(土)4:00 am

記事要約


・アウディF1はマイアミGPで失格やリタイアなどトラブル続出、深刻な信頼性問題が露呈

・マクニッシュは課題を認めつつも、マシンの基本的な速さには手応えを強調

・ヒュルケンベルグは無得点ながらも前向きな姿勢を維持



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■マクニッシュ、レーシングディレクター初陣は苦い結果に

元F1ドライバーのアラン・マクニッシュは、アウディF1の2026年における信頼性問題が深刻化する中、レーシングディレクターとして迎えた初の週末を厳しい形で終えることになった。

元トヨタF1ドライバーでありル・マン優勝経験を持つマクニッシュは、ジョナサン・ウィートリーの退任後、マッティア・ビノットとともにチーム再編を進めながら、トラックサイド・オペレーションを統括している。

しかし、その初陣は混乱に見舞われた。

ニコ・ヒュルケンベルグはスプリント前に液体漏れによる出火に見舞われ、決勝でもオーバーヒートによりリタイア。一方、チームメイトのガブリエル・ボルトレートは吸気圧異常によりスプリントで失格となり、予選ではブレーキから出火するなど、週末を通じて技術面・運営面の問題が相次いだ。

マクニッシュは、今回のマイアミGPで直面する課題の大きさが浮き彫りになったと認めている。

「(ボルトレートが)通常のグリッドからスタートできていれば、おそらくポイントを獲得できていたでしょう。ニコについても、クリーンなレースであれば同じことが言えます」

■速さには手応えも、信頼性と運用面は依然課題

56歳のスコットランド人であるマクニッシュは、結果以上にマシンのポテンシャルには期待が持てると強調した。

「他チームに比べて相対的にコンパクトなパッケージでありながら、しっかり戦えていたという事実は、純粋な速さがあることを示しています」

一方で、信頼性や運用面については受け入れがたいレベルにあることも認めた。

「当然、このような状況は望んでいません。誰もがまだ学習段階にあり、最初からすべてを完璧にこなせるとは思っていません」

さらに、週末の多くをチーム内部の構造把握に費やしたことも明かしている。

「学ぶべきことが非常に多くありました。各部門がどのように機能し、どう連携しているのかを理解する必要がありました。今は以前より全体像が見えてきています」

■グロックは厳しく指摘も、ヒュルケンベルグは前向きな姿勢崩さず

一方、元F1ドライバーのティモ・グロックは厳しい見解を示している。

ドイツメディア『Sky Deutschland』に対し、次のように語った。

「ヒュルケンベルグは当然納得できていないでしょうし、アウディもこれほど多くの技術トラブルを抱えたパフォーマンスには満足できないはずです。開幕以降、すでに3レースで技術的問題により満足に走れないマシンがありました。腰を据えて課題に取り組む必要があります。このような失態は許されません」

2026年シーズン無得点が続くヒュルケンベルグだが、本人は前向きな姿勢を崩していない。

「全体として、マイアミGPはメンタルを鍛えられる週末でした。対処すべきことは多く、課題も山積みですが、ポジティブな要素もありました。マシンのペース自体は悪くありません。ただ、それを結果につなげなければなりません。コース上で形にし、完走してチェッカーを受ける必要があります。歩みを止めず、前を向いて挑み続けます。この状況に屈するつもりはありません」

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