アストンマーティン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、2026年以降もレース活動を続ける意向を改めて明言した。ただし、その舞台がF1になるかどうかについては「まだ決めていない」と含みを残した。
2度のF1王者であるアロンソには、近年低迷が続く中でアルピーヌへの電撃復帰説なども浮上しているが、アストンマーティン陣営は依然として残留に自信を見せている。
そうした中で、アストンマーティンF1のチーフ・トラックサイド・オフィサーを務めるマイク・クラックは6月26日、アロンソの去就について「夏休み中に決断する見通し」との見解を示した。
クラックは、アロンソの契約状況とチームの姿勢について次のように語っている。
「1、2シーズン前を振り返れば、私たちにはアロンソが残留すると明確に言っていました。アロンソは夏休み中に決断すると考えています。私たちは2人のドライバーに満足していますし、彼らも私たちにコミットしてくれています。現状への対応についても評価すべきです。だからこそ、これからも一緒に仕事を続けられると強く期待しています」
チームは現行ラインアップの維持に自信を持ちながらも、アロンソの判断を待つ構えだ。
一方、アロンソ本人は、自身のパフォーマンスに対する揺るぎない自信を強調した。
「マイクに速いと言われなくても、トラックを走るたびに自分でそう感じています。これまでもずっとそうでした。僕は速く、モチベーションもあります。だからレースを続けます。自分の仕事が大好きですし、今やめる理由はありません」
その上で、F1に限らない将来については明確に線を引いた。
「F1で走るかどうかは、また別の話です」
さらに、去就決断のタイミングについては、夏休み明けを想定している。
「夏休みの後に、オランダGPやイタリアGPがあります。そのあたりで来季について決めることになると思います」
アロンソは、アルピーヌ復帰説についても強く否定した。
「噂は聞きたくありません。僕たちは外部から非常に不当な扱いを受けています。ただ、それも当然です。今は結果が出ていないので、厳しい状況にあります。そして夏が近づけば、いつも噂が出るものです」
さらに、低迷するチームに向けられるSNS上の反応にも苦言を呈した。
「僕たちは後方にいるので、簡単に標的にされます。SNSでは冗談もありますが、ときには誹謗中傷に近いものもあります」
その上で、ホンダとチーム双方の取り組みを擁護した。
「今のポジションに満足しているわけではありません。ただ、努力は続けています。ホンダも同じように全力で取り組んでいます」
また、チームの技術体制については、アストンマーティンF1代表を務めるエイドリアン・ニューウェイの主導のもとで開発プロジェクトが進行しており、アップグレードは「可能な限り早期の投入」を目標に開発が続けられている。チームは現行方針へのコミットを崩していない。
一方、ホンダ側もシーズン後半に向けたアップデートを準備している。
ホンダF1 トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎氏は次のように述べた。
「夏ごろに新しいエンジンの導入を予定しています。休暇前か後かはまだ分かりません。今年はそれ以上のステップは予定していませんが、大きな前進を目指して全力で取り組んでいます。」
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