ドライバーズ選手権首位のアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は、F1ハンガリーGP予選で規則に違反したとして、3グリッド降格ペナルティを科された。
予選後の審議の結果、アントネッリはQ3でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がスピンした際に提示された黄旗区間で、十分に減速しなかったと判断された。
アントネッリは予選4番手を獲得。その後、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)がQ3終盤にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)の走行を妨害したとして3グリッド降格となったため、暫定的に3番グリッドへ繰り上がっていた。
しかし、アントネッリ自身もペナルティを受けたことで、日曜日の決勝は7番グリッドからスタートする。ドライバーズ選手権でリードを広げたいアントネッリにとって、厳しい戦いとなる。
すべての証拠を検証したスチュワードは、裁定について次のように説明した。
アントネッリは審議の中で、黄旗とライトパネルを確認し、直前のプッシュラップよりも16メートル早くアクセルを戻したと説明。この操作はテレメトリーデータでも確認された。
黄旗区間に入った時点では、直前のプッシュラップより時速14km遅かった。しかし、アクセルを戻した時間は非常に短く、コーナー進入時のブレーキ操作も弱かったため、フェルスタッペンのインシデント現場を通過した際には、直前のプッシュラップより時速3km速くなっていた。
また、該当するミニセクターのタイムは、その区間におけるアントネッリ自身のベストタイムよりわずか0.03秒遅いだけだった。FIAの担当者は、ミニセクター全体での速度低下が1%未満だったと指摘した。
スチュワードは、追加措置なしとされた過去の事例とは状況が異なると判断。同様の状況で記録したアントネッリ自身の最速タイムと比較して、ミニセクター全体で明確な速度差が認められなかったことを理由に挙げた。
ペナルティガイドラインでは、この違反に対して5グリッド降格が推奨されている。しかし、減速が不十分かつ継続的ではなかった一方で、アントネッリが黄旗に反応して実際に速度を落としていたことを酌量した。
さらに、黄旗を確認してから反応するまでの時間と距離が限られていたことも考慮され、通常より軽い3グリッド降格ペナルティが科された。
アントネッリは予選中の別の事案でも、インラップで不必要に低速走行したとして、スチュワードから警告を受けた。
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