カタールがF1カレンダーに加えられることになるのがほぼ確定的のようだ。
F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、原油生産国であるカタールが十分にF1開催できるだけの資金力を有していることは明らかであるものの、すでに中東地域でF1を開催しているバーレーンとの間で同地域でこれ以上F1を開催しないとの口約束を交わしていたという事実を明らかにしていた。
中東地域ではすでにバーレーンGPとアブダビGPが開催されており、これにカタールが加われば同じ地域で3つのF1グランプリが開催されることになる。
「彼ら(バーレーン)から、ガルフ(ペルシャ湾岸)で別のレースは行わないと保証して欲しいと言われ、私はイエスと答えたんだ」
そう語ったエクレストンは、次のように続けていた。
「そして、今ほかのレース(カタール)が提案されている。私は関係者を集め、自分たちでこの問題を解決してもらえないかと伝えたよ」
だが、そうしたエクレストンの発言にもかかわらず、QMMF(カタール・モーター・アンド・モーターサイクル・フェデレーション)の代表であり、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)の副会長をも務めるナセル・ビン・カリファ・アル・アティヤが、『AFP通信』に次のように語った。
「ここでF1レースを開催するため、もうすぐ契約にサインすることになる」
「すでにすべての段階を終えており、正式な契約を結ぶまでには細かいことがほんの少し残されているだけだ」
『AFP通信』によれば、2016年もしくは2017年からカタールGPが開催されることになるだろうという。