シャルル・ルクレール(フェラーリ)が地元モナコでポールポジションから悲願の勝利を果たし、レッドブルのパフォーマンスが突然低下したことで、2024年のワールドチャンピオンシップも手に入る可能性も出てきた。
F1モナコGPを終えた時点で、ドライバーズランキング首位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)と2位シャルル・ルクレール(フェラーリ)は31ポイント差に縮まった。
また、コンストラクターズ・ランキングでも首位レッドブルと2位フェラーリは24ポイント差に縮まっている。
■ペレスのクラッシュはレッドブルの開発にも影響
今後の鍵となるのは車のアップグレードだ。レッドブルのヘルムート・マルコ博士は、モナコでセルジオ・ペレスのクルマが受けた200万~300万ユーロ(約3億4,000万円〜5億円)の損害がチームにダメージを与える可能性があることを認めている。
「簡単に言えば、300万ユーロを失ったよ」とマルコは語った。
「最悪の場合、クルマのアップデートにかける時間が減ることを意味している」
「フェラーリとマクラーレンがさらに競争力を高めれば、我々は明らかに難しい状況に陥るだろう」とマルコは付け加えた。
■フェラーリはさらなるアップデートを投入
一方、フェラーリでは、さらに多くのアップグレードが準備されているとバスールは述べた。
「最新のパッケージを持ち込んだばかりだから、今後のアップデートについて話すのは早すぎる。しかし、我々は間違いなく取り組んでおり、できるだけ早く持ち込むつもりだ」
「それがシルバーストンの前か後かは分からないが、早急に持ち込むだろう」と述べた。