レッドブルF1のクリスチャン・ホーナー代表は、元メルセデスのエンジン専門家アンディ・コーウェルを獲得したかったと述べている。
2週間前、アストンマーティンはマーティン・ウィットマーシュの後任として、メルセデスのエンジン部門を2020年まで率いたコーウェルをグループCEOとして迎え入れた。
「ホンダとのワークスパートナーシップ、タイトルパートナーのアラムコのコミットメント、そしてアンディのリーダーシップにより、我々は世界選手権を勝ち取るチームになる道を進んでいる」とチームオーナーのローレンス・ストロールは述べた。
クリスチャン・ホーナー代表は、少なくともコーウェルがエンジンメーカーの責任者になることはないと安堵している。ホーナーはフォードと協力しながら2026年のエンジンプログラムに取り組んでいるチームを率いている。
「アストンマーティンでの彼の役割はエンジンに関連していない。アンディ・コーウェルは素晴らしい人物だ。彼は非常に優れたエンジニアであり、メルセデスのエンジンプログラムで素晴らしい仕事をしてきた。彼はそのプロジェクトの要だった」とオランダの『Formule 1(フォルミュール1)』誌はホーナーの言葉を紹介している。
コーウェルは2020年半ばにメルセデスを離れ、その後しばらく「F1界から離れて」いた。
「その期間中、すべてのエンジンメーカーが彼と話をしたと思う。しかし、我々は現在のラインナップに満足している」とホーナーは付け加えた。