鈴鹿サーキットは、2025年4月4日(金)のF1日本GP初日の入場者数は「60,000人」だったと発表した。昨年の金曜日は50,000人だったため前年比120%となる。鈴鹿サーキットはこの要因として、地元の理解が深まったこと、そして角田裕毅効果を挙げた。
地元の理解が深まったこと、そして春休みということもあり、家族連れも増えているといい、それは「GPスクエア」でも感じられた。
また、毎年グランプリ開催が近づくにつれてチケットの販売数も伸びるということだが、今年は角田裕毅がレッドブル・レーシングに昇格という嬉しいサプライズがあった。この1週間は、これまでとは比にならないくらいの伸び方だったという。
■気になる角田裕毅の予選は?
金曜日、レッドブル・レーシングに初めて乗った角田裕毅は、難しいと言われていたマシンでいきなり6番手タイムを記録。フリー走行2回目は赤旗が4回も出たため、タイムを残す機会を失ってしまった。
本人コメントでは、「シミュレーターよりも実車の方が敏感」と語り慎重な姿勢を見せていたが、4年連続チャンピオンのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は角田を称賛した。
扱いが簡単ではないマシンであることは間違いなさそうだが、少なくとも手に負えないほどではなさそうだ。
角田裕毅がFP1で出した6番手タイム1分29秒172は、5番手タイムを出したチームメイトのフェルスタッペンから+0.107秒の僅差。トップのランド・ノリス(マクラーレン)からは+0.623秒差だった。
FP2でトップタイムのオスカー・ピアストリ(マクラーレン)は1:28.114を出し、すでに昨年のポールポジションタイムを塗り替えている。仮に角田裕毅がFP1と同タイムだった場合、FP2では13番手につけていたことになる。
フェルスタッペンはFP1の1分29秒065からFP2で1分28秒670までタイムを伸ばしていた。そのことから、角田も28秒台に入れるのはそう難しそうには見えないため、予選Q3進出争いには加わる可能性は高い。
■まだ観戦チケットは手に入る!
角田裕毅がトップチームで活躍するまたとない機会だが、もう現地では観戦できないだろうのか?鈴鹿サーキットによると、販売数次第ではあるものの、土曜日の午前11時時点では、まだ西エリアの当日券を販売しているという。現地に来られる人は、この盛り上がりを体感してもらいたい。