・フェルスタッペンが2026年もレッドブル残留を正式に明言
・メルセデス移籍の噂を否定し「騒ぎは無意味」と沈黙の理由も語る
・新代表メキースとの関係も良好で、来季以降の体制に前向きな姿勢
F1第14戦ハンガリーGPを前に、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が2026年シーズンも同チームに残留することを正式に認めた。これにより、数カ月にわたり噂されてきたメルセデス移籍の憶測に終止符が打たれた形となる。
今季のF1パドックでは、フェルスタッペンの去就が最大の関心事のひとつとなっていた。メルセデスのチーム代表トト・ウルフは数週間前、フェルスタッペンと直接会話を交わしていることを認めていたが、直近のベルギーGPでは現行ラインアップ(ラッセル&アントネッリ)維持の意向を示していた。
そんな中、27歳のフェルスタッペンはハンガリーGP開幕前の会見で「来年のことをすでにチームと話し合っている。つまり、僕は来年もこのチームにいるということ」と明言した。
「シーズンを通して多くの人が色々と喋っていたけど、本来話すべきなのは僕自身だけ。でも、僕は意図的に沈黙していたんだ。根拠もなく騒ぎ立てるのは意味がないし、ただドラマを作りたい人がいるだけだ」
「でも僕にとってはずっと明らかだったし、それは来年も同じだよ。だからもうこの噂は終わりにしていいと思う」
2026年はF1のテクニカルレギュレーションが大きく変更される節目の年であり、フェルスタッペンは引き続きレッドブルとともにその新時代を迎えることになる。
なお、チームはベルギーGPからローレン・メキースが新たなCEO兼チーム代表に就任しており、フェルスタッペンはその働きぶりについても次のように語った。
「彼とはいろんなことを話している。とてもフレンドリーで、オープンで、モチベーションも高いし、すごく意欲的な人物だよ。こういうボスを求めていたし、すごくいい雰囲気を作ってくれていると思う。これから一緒にできることを楽しみにしている」
「シーズン途中で加入したから、今年のマシンに大きな影響を与えるのは難しいけど、来年以降に向けていろいろ質問してくれるし、いいアイデアもある。僕は気に入っているよ」
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