・F1アメリカGPスプリントはフェルスタッペンが優勝、ラッセル2位、サインツ3位
・角田裕毅は18番手から7位に躍進し、貴重な2ポイントを獲得
・1周目ターン1で大混乱、マクラーレン勢ら3台がリタイアしSC導入
F1第19戦アメリカGP(テキサス州オースティン、サーキット・オブ・ジ・アメリカ=COTA)のスプリントレースが終了した。天候は晴れで気温30度、路面温度43度、湿度57%のドライコンディション。全車がミディアムタイヤで臨んだ。
優勝はポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。2位にジョージ・ラッセル(メルセデス)、3位にカルロス・サインツ(ウィリアムズ)が続いた。
オープニングラップのターン1で複数台が絡む大混乱が発生し、マクラーレンの2台とフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)の計3台がリタイアした。レースはその後も2台がリタイアし、30分のレースで計5台が消える波乱のレース展開となった。
18番手スタートの角田裕毅(レッドブル)は、オープニングラップのターン1でイン側を巧みに突き、混乱の中を抜け出すと、スロー走行するマシンや外れたタイヤが転がる中、一気に7番手までポジションを上げた。ターン1でヒュルケンベルグが落としたフロントウイングをまたいでおり、大きな破片をフロア下に引きずりながら走行を続けていたが、ターン10の下り坂を下る際にうまくデブリが外れてくれた。フロアへのダメージが懸念されたものの、スプリントは短距離決戦のためピットインの余裕はなく、そのまま走り切った。スプリントでは8位までがポイント対象であり、角田は7位でフィニッシュして貴重な2ポイントを獲得した。
●【F1アメリカGP】全セッションのタイムスケジュール・結果