・ホンダ・HRC・プレリュードGTが11月2日、もてぎでファンの前に初登場。HRCロゴを加えた正式仕様を披露。
・渡辺康治社長や佐藤琢磨らが見守る中、牧野任祐がデモ走行を担当。チャンピオン争いを前に大きな注目を集めた。
・CIVIC TYPE R-GTの最終走行を経て、新時代マシン「プレリュードGT」への移行が本格化。決勝は13時スタート。
2025年11月2日10時15分過ぎ、「ホンダ・HRC・プレリュードGT」がファンの前で初めて姿を現した。
AUTOBACS SUPER GT第8戦「MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL」のピットウォーク終了直後、1番ガレージのシャッターがゆっくりと開く。ガレージから現れたのは黒いベールに包まれた1台のマシン。HRCのウェアを着たスタッフたちが、そのベールをまとったマシンをまるで新たな命を紹介するかのように押しながら、ピットロードを1コーナー方向へと進めていった。
そしてホームストレート上でアンベールされると、ついに「プレリュードGT」のロゴを掲げた新型マシンが姿を現した。2026年シーズンのSUPER GTにおける正式名称は「Honda HRC PRELUDE-GT」となる。
1カ月前に報道陣向けに公開されたプロトタイプでは、ボンネットとドアに筆記体の「Prelude-GT」ロゴが描かれていたが、今回は新たに「HRC」ロゴが追加。唯一「Prelude-GT」のロゴが残されたのはリアのみで、正式デザインとしての完成形を示した。
ホンダ・レーシングの渡辺康治社長や佐藤琢磨氏も見守る中、デモ走行を担当したのは牧野任祐。現在、牧野は山本尚貴とともに100号車で参戦しており、ドライバーズランキング3位(首位と8.5点差)、チームランキング2位(首位と6.5点差)につけている。逆転チャンピオンがかかる最終決戦の舞台で、新時代を告げるマシン「ホンダ・HRC・プレリュードGT」が登場したことは大きな意味を持つ。
ホンダ勢はCIVIC TYPE R-GTでのラストレースを有終の美で締めくくり、新たな「プレリュードGT」への移行を目指す。100号車の山本尚貴/牧野任祐は7番グリッドから逆転タイトルを狙う。
一方、両選手権でランキング首位に立つNo.1 TGR TEAM au TOM’S(坪井翔/山下健太)は2番グリッドからスタートし、2位以上で自力チャンピオンが決定する。
ドライバーズランキング2位のNo.14 TGR TEAM ENEOS ROOKIE(大嶋和也/福住仁嶺)は6点差で追うものの、13番グリッドからの厳しい戦いとなる。チームランキング3位から奇跡の逆転劇を狙う。
決勝レースはこの後、13時にスタートする。





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