・サンパウロGPスプリントはセミウェットで実施され、ノリスが優勝、2位アントネッリ、3位ラッセル。
・ホンダRBPT勢はフェルスタッペン4位、角田16位、ハジャー12位、ローソン15位。
・序盤の多重クラッシュや最終ラップのボルトレート大クラッシュで赤旗・黄旗の波乱展開となった。
F1第21戦サンパウロGPのスプリントが終了した。天候はセミウェットで気温23度、路面温度25度、湿度75%というコンディションだった。
トップチェッカーを受けたのはランド・ノリス(マクラーレン)。2位にアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、3位にはジョージ・ラッセル(メルセデス)が続いた。
ホンダ・レーシング(HRC)のパワーユニット「ホンダRBPT」を搭載するレッドブルおよびレーシングブルズの4台は、次のような結果だった。
レッドブル・レーシングのフェルスタッペンは4位、角田裕毅は14位。レーシングブルズのイザック・ハジャーは10位、リアム・ローソンは13位でフィニッシュした。
24周のスプリント、スタート直後のターン4で前を走るオリバー・ベアマン(ハース)に対し、イン側で半車身後ろにつけていたリアム・ローソン(レーシングブルズ)が接触。これによりベアマンは後方に順位を落とした。この件はスプリント後に審議される予定だ。
その後、ターン3でオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、ニコ・ヒュルケンベルグ(Kickザウバー)、フランコ・コラピント(アルピーヌ)がイン側の縁石上の水たまりに乗ってスピンし、クラッシュ。ヒュルケンベルグは自走でピットに戻ったが、ピアストリとコラピントはその場でリタイア。このマシン撤去のため、8周目時点で赤旗が出された。
最終ラップでは、ガブリエル・ボルトレート(Kickザウバー)がターン1でイン側からオーバーテイクを狙った。ブレーキングをする前にマシンをイン側へ振った瞬間、濡れた路面に足をすくわれスピン。スピードが落ちないままイン側の壁に当たって跳ね返り、マシンは跳ねながらストレート先のバリアに向かって大クラッシュした。外観は激しく損傷し、オンボード映像ではステアリングが外れるほどの衝撃が確認できたが、本人は無線で無事を報告している。この後、日本時間3時からの予選までにマシンの修復が間に合うのか、ボルトレートの身体に問題はないのか、続報を待ちたい。
この影響により、イエローフラッグ下でチェッカーフラッグが振られた。
●【F1サンパウロGP】全セッションのタイムスケジュール・結果
| 順位 | 車 | ドライバー チーム |
タイム差 前車差 |
|---|---|---|---|
| 1 |
4
|
ランド
ノリス
マクラーレン
|
TOP
|
| 2 |
12
|
アンドレア
キミ・アントネッリ
メルセデス
|
+0.845
+0.845
|
| 3 |
63
|
ジョージ
ラッセル
メルセデス
|
+2.318
+1.473
|
| 4 |
1
|
マックス
フェルスタッペン
レッドブル
|
+4.423
+2.105
|
| 5 |
16
|
シャルル
ルクレール
フェラーリ
|
+16.483
+12.060
|
| 6 |
14
|
フェルナンド
アロンソ
アストンマーティン
|
+18.306
+1.823
|
| 7 |
44
|
ルイス
ハミルトン
フェラーリ
|
+18.603
+0.297
|
| 8 |
10
|
ピエール
ガスリー
アルピーヌ
|
+19.366
+0.763
|
| 9 |
18
|
ランス
ストロール
アストンマーティン
|
+23.933
+4.567
|
| 10 |
6
|
イザック
ハジャー
レーシングブルズ
|
+29.548
+5.615
|
| 11 |
31
|
エステバン
オコン
ハース
|
+31.000
+1.452
|
| 12 |
87
|
オリバー
ベアマン
ハース
|
+31.334
+0.334
|
| 13 |
30
|
リアム
ローソン
レーシングブルズ
|
+38.090
+6.756
|
| 14 |
22
|
角田裕毅
レッドブル
|
+38.462
+0.372
|
| 15 |
55
|
カルロス
サインツ
ウィリアムズ
|
+38.951
+0.489
|
| 16 |
27
|
ニコ
ヒュルケンベルグ
Kickザウバー
|
+42.349
+3.398
|
| 17 |
23
|
アレクサンダー
アルボン
ウィリアムズ
|
+55.456
-13.107
|
| 18 |
5
|
ガブリエル
ボルトレート
Kickザウバー
|
DNF
--
|
| -- |
81
|
オスカー
ピアストリ
マクラーレン
|
DNF
--
|
| -- |
43
|
フランコ
コラピント
アルピーヌ
|
DNF
--
|