・ラッセルは、アントネッリからのプレッシャーが高まる中でも、「焦る必要はない」と動揺を否定
・ラッセルは今年のメルセデスのマシンコンセプトは自身のドライビングスタイルに合っていると強調
・アントネッリ、マシン開発への関与を強める
メルセデスF1のジョージ・ラッセルは、アンドレア・キミ・アントネッリからのプレッシャーが高まっているものの、動揺していないと明言した。
まだ19歳でF1参戦2年目のアントネッリは、ポールポジションから3連勝を達成するなど目覚ましいシーズン序盤を送り、チャンピオンシップ首位として迎えたカナダGPでも4連勝を飾った。
一方で、アントネッリよりも経験豊富なラッセルはランキング2番手につけているが、特に苦戦を強いられたマイアミGPの週末を通じて、チーム内での立場に関する疑問も強まっている。カナダGP決勝では突然のマシントラブルにより、リタイアに終わった。
レース前、タイトル争いにおいてカナダGPがどれほど重要か問われたラッセルは、次のように語っていた。
「僕にとっては、ただの1レースに過ぎません。正直なところ、タイトル争いのことは頭にありません。自分に何ができるか分かっていますし、自分のスピードにも自信があります。もちろん、マイアミGPは悪い週末でした」
ラッセルは昨年もマイアミで苦戦した後、直後のカナダGPで巻き返したことを挙げて、次のように強調した。
「まったく焦る必要はありません。まだ4戦を終えただけです。少なくともあと18戦、残っています」
また、現在のメルセデスのマシンコンセプトが、自身のドライビングスタイルに合わなくなっているとの見方についても否定した。
「マシンコンセプトが合っていないとは思っていません。昨年と同様、サーキットとの相性の問題だと思っています。客観的に見れば、マイアミだけが例外的に不調なだけでした。心配する理由はありません。何も問題はありません」
しかし、カナダGPにシーズン初の大規模アップグレードを投入したメルセデスの中で、アントネッリの存在感は着実に高まりつつある。
モントリオールに持ち込まれるアップデートについて、アントネッリは次のように語った。
「かなり大規模なパッケージです」
さらにアントネッリは、従来であればより経験豊富なドライバーが担ってきたマシン開発の方向性について、自身も積極的に関わり始めていることを明かした。
「マイアミGPの後、開発に関わっているエンジニアたちとしっかり話をしました。経験も重ねてきていますし、チームも以前より自信を持って任せてくれています。自分がもっとマシンに自信を持てるようにするために、必要なことについて意見を出し始めています」
また、今後のアップデートに向けても、メルセデスのエンジニア陣が自身のフィードバックにより耳を傾けるようになってきたという。
「特にこれからのアップデートを見据えて、自分の考えをより多く出し始めています。マシンに対する感覚をもとに、自分の意見をチームに反映していくような関係性を築き始めています」とアントネッリは語った。
元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは先日、ラッセルがかつてのルイス・ハミルトン時代のバルテリ・ボッタスのように、ナンバー2の立場に追いやられる可能性があると警鐘を鳴らした。
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