キャデラックをめぐっては、F1プロジェクトの売却説が浮上しているが、チーム側はこれをすぐさま否定した。
一方、夏休み中にはチーム代表の交代があり、オランダGPの舞台ザントフォールトでは、セルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスが、チーム内部には変化が必要だったとの考えを示した。
キャデラックF1は、GM(ゼネラルモーターズ)とTWGモータースポーツが共同所有するチームで、TWGモータースポーツはTWGグローバル傘下にある。
こうした売却説は、TWGグローバルを率いるマーク・ウォルターへの注目が高まるなかで浮上した。ウォルターに関連する複数の事業については、米連邦検察当局の捜査が進んでいる。
20日(木)、ザントフォールトで行われたメディアセッションでは、広報担当者が冒頭でTWGの声明を読み上げた。
「TWGは、キャデラックチームやTWGモータースポーツのその他の事業について、売却を検討していません」
キャデラックF1のマルチン・ブドコフスキー代表も、売却説を強く否定した。
「この状況が私たちに何らかの影響を与えるとは、まったく考えていません。新しい拠点や私の就任、さらに近いうちに発表できればと思っている主要スタッフの加入。これらすべてが、このプロジェクトにどれほど真剣に取り組み、投資しているかを示しています」
ブドコフスキー代表は、夏休み中に行われた突然の代表交代で、グレアム・ロードンの後任に就いたばかりだ。
両ドライバーは、今回の代表交代の背景には、以前からチーム内部の課題があったことを示唆した。
「変える時期だったと思います」とペレスは語った。
「まだ参戦初年度ですが、キャデラックがこのチームをできるだけ早く前進させようと本気で考えていることの表れだと思います。新しいリーダーシップのもとで、それが近いうちに実現することを願っています」
ボッタスはさらに率直に語った。
「チーム内部では、何かを変える必要があったと思います。僕たちは、以前から対処すべきいくつもの問題に足を引っ張られていました。ただ、これほど大きな変化になるとは思っていませんでした」
それでもボッタスは、新チームをF1のグリッドに並べるところまで導いたロードンの功績をたたえた。
「もちろん、グレアムが去ることになったのは残念です。何より、彼は僕の友人ですから。チームを立ち上げ、初レースに向けて準備を整えるうえで、彼は素晴らしい仕事をしたと思います。その仕事ぶりには脱帽です」
一方、ペレスは最近、ライバルチームへの移籍が取り沙汰されているものの、自身の将来をめぐる憶測を打ち消した。
「僕としては、ここに来た時点ではっきりしていました。契約は2年です。もちろん、僕はキャデラックで走り続けたいと思っています。これは僕自身のプロジェクトだと考えていますし、長期的にキャデラックの一員でいたいです。ゼロから何かを始めるには、多くの時間が必要だからです」
ブドコフスキー代表の当面の課題は、キャデラックをコンストラクターズランキング最下位から浮上させることだ。
一方、長期的には、将来のGM製PU導入にも注目が集まっている。
「現時点では、私たちはフェラーリとの関係に満足していますし、PUにも競争力があります。協力関係はうまくいっていると思います。ですから、フェラーリのようなパートナーがいることに満足しています。」
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