F1の商業権など運営方法を規定するコンコルド協定が今年で切れるため、2013年以降の新協定締結に向けた交渉が進んでいるが、新協定ではF1の年間レース数が増加する可能性もある。
現在の協定では、年間レース数は17レースまでと規定されている。しかし、チームとの別規約により3~11月の間に20レースを開催しているのが現状だ。
エクレストンは、先週末にモナコで全チームとの新協定合意が近づいていると明かした。『Guardian(ガーディアン)』紙のF1記者クリスチャン・シルトが書いた記事によると、新協定では「エクレストンはより多くのレースを開催することができるようになる」という。
実際にエクレストンは、2013年のコンコルド協定が「20以上のレースを開催する可能性」を含めて策定されていると認め、こう続けた。
「4~5の候補地が開催を待っている」
その中で一番開催を待ち望んでいるのは、年末に各カテゴリーの勝者を集めて開催される「レース・オブ・チャンピオンズ」の2012年開催地に決まったタイだろう。
タイのスポーツ大臣チュンポン・シンラパ・アーチャは「タイにF1も誘致する」と発言している。