マクラーレンのルイス・ハミルトンがメルセデスAMGに移籍するといううわさが話題になっているが、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が、それを支持する発言をした。
アロンソ自身、2007年はマクラーレンに在籍し、その年F1にデビューしたハミルトンとチームメートだったが、1年でルノー(現ロータス)に移籍している。翌年の2008年にハミルトンはマクラーレンでチャンピオンを獲得した。
今週スペインで行われたメディア向けのイベントでアロンソは、マクラーレンを去ったことは「人生で一番いい決断だった」と語った。
「だから、ハミルトンも同じようにその選択肢を検討していたとしても、(ハミルトンのマクラーレン離脱は)あり得ないと言う理由はないと思う」
「マクラーレンは偉大なチームだよ。でも、2008年に(ハミルトンが)チャンピオンを取ったときも、最終戦の最終コーナーまで決まらなかった。そのタイトルを除けば、その前はずっと以前までさかのぼらなきゃならない」とアロンソは語った。ハミルトン以前にマクラーレンがタイトルを獲得したのは、1999年のミカ・ハッキネンまでさかのぼる。
アロンソとハミルトンは、2007年のチームメート時代には確執も伝えられていたが、今ではお互いに敬意を抱いている。
その証拠にアロンソは次のように話した。「彼は、最高のクルマがなくても勝つことができる唯一のドライバーだと言ったよね。ほかのドライバーは、クルマが良ければ勝つけれど、そうでないときには勝たないんだ」