最近、2008年シーズンのチャンピオンであるルイス・ハミルトン(マクラーレン)は、すでにメルセデスAMGと来季の契約を交わす寸前ではないかとの推測が多くのメディアを賑わせている。
だが、このほどマクラーレンのテクニカルディレクターであるパディ・ロウが明らかにしたことによれば、マクラーレンではすでにハミルトンがドライブすることを念頭に置いて来季のF1カーの設計作業が進められているという。
19日(水)にロウは、ハミルトンは来年もジェンソン・バトンとともにマクラーレンに残留するだろうとの自信を示し、次のように語った。
「来年に向けた(クルマの)デザインに関しては、その前提で進めているよ」
「彼ら(ハミルトンとバトン)が、来年もわれわれのドライバーだと想定している。ルイスとジェンソンという素晴らしいドライバーがいるし、彼らをチームにとどめておきたいと強く願っているよ」
だが、ロウはまた同時に、仮にマクラーレンが比較的短期間でドライバーを変更しなくてはならないとしても、エンジニアリングや設計に関しては「大きな問題にはならない」ということも認めている。