複数の報道によると、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズの控えドライバー)がブルーノ・セナに代わって2013年のウィリアムズに乗ることが確実な情勢だ。
フィンランドのTV局『MTV3』解説者オスカリ・サーリに加え、ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌のミハエル・シュミット記者が伝えたものだ。
では、セナはどうなるのか。シュミット記者によると、“現金を詰めこんだスーツケースを抱えながらパドックを右往左往するが、誰も金を受け取らない”という。また、セナと同じブラジル人のGP2ドライバー、ルイス・ラジアも似たような状況だ。
ボッタスは23歳のフィンランド人、今季ウィリアムズの控えドライバーとして、多くの金曜フリー走行1回目に出走してきた。同チームでドライバーの指南役を務めるアレキサンダー・ブルツは、次のように語った。「ボッタスの才能はすさまじいものがあるよ」
フィンランド『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙が伝えるところによると、正式発表は数日中にも行われるという。
ウィリアムズの株主でボッタスのマネジメントにも関わるトト・ヴォルフは、こう語る。「ブラジルGP期間中はドライバーの動向について話せないよ。今、報告できることは何もない」
これに対して『MTV3』のサーリは、もしボッタスが来季開幕戦オーストラリアGPで実戦デビューしなければ、“帽子でも何でも食べてみせる”と自信を持って言い切った。