かつてA1リンクと呼ばれていたオーストリアのサーキットが、来年のF1カレンダー復帰に向けた準備を開始した。
以前F1オーストリアGPが開催されていたシュタイアーマルク州にあるサーキットは、現在では、世界的エナジードリンク企業であるレッドブルがオーナーとなっており、改修が施されたサーキットには新たにレッドブルリンクという名前が与えられている。
オーストリアのラジオ局『ORF』は、レッドブルリンクでは来年のF1グランプリ開催に備えた建設作業が開始されていると報道。レッドブルリンクでのレース運営を担当するプロジェクト・シュピールベルク社の代理人もその報道を認めている。
レッドブルのオーナーであるディートリッヒ・マテシッツと、F1最高責任者であるバーニー・エクレストンが、来年の7月6日にオーストリアでF1を開催する仮契約を結んだことが発表されたのは7月のことだった。
『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』紙は、その後、2014年のオーストリアGPはそれより1週早い6月29日に開催されることになるだろうと報じていた。
さらに同紙は、正面にあるストレートの土手部分が現在撤去されつつあると伝えている。