F1カレンダーからの消滅がうわさされたこともあるF1イタリアGPだが、当面はその危機を脱することができるようだ。
F1最高権威であるバーニー・エクレストンがヨーロッパ以外の地域でのF1開催を推し進めていることで、歴史あるモンツァ・サーキットもその犠牲者となるのではないかとうわさされていた。だが、モンツァ・サーキットがあるイタリア北部のロンバルディア州の大臣であるアントニオ・ロッシがそうした報道内容を否定した。
「モンツァでのF1グランプリには手を付けさせない」
『Tuttosport(トゥットスポルト)』にそう語ったロッシは、次のように続けている。
「それは、モンツァ・エ・ブリアンツァ県における経済の原動力であるためばかりでなく、エキスポ2015のためでもある」
ロッシは、ヴィッラ・レアーレ公園に位置するモンツァ・サーキットは、2015年に開催が予定されているミラノ国際博覧会にも一役買うことになると語っている。