RB技術ディレクターが明かすアメリカGPの真実とは?新フロアの進化でローソン躍進も角田裕毅は苦境

2024年10月22日(火)6:17 am

F1第19戦アメリカGP(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)の決勝レースが日本時間4時から行われ、ビザ・キャッシュアップRBのジョディ・エジントン(テクニカル・ディレクター)が次のように語った。

●【2024F1第19戦アメリカGP】全セッションの結果・タイムスケジュール

■ジョディ・エジントン(テクニカル・ディレクター)

「昨日の予選ではクルマの性能が明らかに向上し、今日のレースペースは、そのセットアップ変更がスプリントレースよりもはるかに優れたレースカーに改善されたことを証明しました。

リアム(ローソン)がPUペナルティにより最後尾からスタートしたため、ハードタイヤでのロングスティントを狙う計画でした。しかし、スティント全体を通しての彼のペースは非常に強く、トラック上で数台のクルマを追い越し、さらにオーバーカットにも成功しました。彼は、復帰後初のレースでポイントを獲得しましたが、これは彼にとって名誉なことであり、また、ここオースティンや、ファエンツァ、ビスターでのチーム全員が努力してきたことへのご褒美です。

ユウキ(角田裕毅)のレースは、ほとんどのドライバーと同じくミディアムタイヤでスタートしました。序盤は中団のトップを走るなど堅実な走りを見せていましたが、ペースがちょっとずつ落ちてきたことと、後方からプレッシャーがかかってきたことで、予定よりも少し早めにピットストップを強いられました。ハードタイヤでの序盤のマネジメントがうまくいかなかったこともあり、レース中盤では少し遅れをとってしまいました。

レース後半にプッシュしている最中、彼はアレックス(アルボン/ウィリアムズ)を追い抜いた際に残念ながら5秒のペナルティを受け、さらにピエール(ガスリー/アルピーヌ)を追い抜こうとしてスピンしたため、レース終了時にはポイント獲得圏内に食い込むことはできませんでした。

今週末全体を振り返ると、新しいフロアから期待通りのパフォーマンスを引き出せたことは良かったですし、ポイントを獲得できたことも良かったです。

しかし、ハースも強力なパフォーマンスを見せているので、残り5レースで投入するクルマのアップデートから最大限の成果を引き出すことに集中し、シーズン目標を達成するために、良い週末を過ごす必要があります。」

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