アストンマーティンは、メキシコGPで400戦目を迎えるフェルナンド・アロンソのF1キャリアに関する注目すべき数字を公開した。F1デビューからほぼ四半世紀の23年間で積み重ねた主な数字は次のようなものだ。
●【2024F1第20戦メキシコシティGP】全セッションの結果・タイムスケジュール
■これまでの主な数字
ミハエル・シューマッハやキミ・ライコネンとの壮絶なタイトル争いから、100回を超える表彰台獲得まで、フェルナンドのF1キャリアは輝かしいものだった。
・世界チャンピオン:2度
・勝利数:32勝
・ポイント数:2,329ポイント
・表彰台:106回
・ポールポジション:22回
・ファステストラップ:26回
■3分の1
1950年に世界選手権が開始されて以来、グランプリ週末の36%でアロンソが活躍していることになる。
■半生をF1で過ごす
1981年7月29日生まれのアロンソは、今年43回目の誕生日を迎え、グランプリドライバーとして21年目のシーズンを迎える。来年44回目の誕生日を迎える頃には、半生をF1で過ごすことになる。
■80年代のF1ドライバーたちと競い合う
アロンソは2001年のオーストラリアGPでF1デビューを果たしたが、このレースには1989年にデビューしたフランス人ドライバー、ジャン・アレジも出場していた。つまり、今年2024年のグリッドには、1980年代にF1で活躍したドライバーと競い合ったアロンソというドライバーがまだいるということだ。
■月までドライブ
地球と月の距離は36万~40万5000kmだが、グランプリ週末と公式テストセッション全体を通して、これまでアロンソはF1マシンで36万kmの距離を走り、レースだけで10万7949kmを記録した。つまり、21年かけて月までの距離をドライブしたことになる。
■7万周
公式テストとグランプリの全セッションを通じて、アロンソはF1カーを運転して72,750周以上を走破しており、その中には21,578周のレース走行も含まれている。
■地球を50周
今年24レースで構成されるF1シーズン中、F1チームは約12万kmを移動することになり、グランプリへの平均移動距離は5,000kmとなる。
2024年のメキシコGPを含めて、アロンソはキャリアを通じて400グランプリを転戦しており、その総走行距離は驚異的な200万kmに達する。これは地球の円周の約50倍に相当する。つまり、地球を50周も旅したことになる。
■5大陸29カ国
アロンソはF1キャリアにおいて、5大陸29カ国でレースを経験しており、これは地球上にある国の12パーセントに相当する。その過程で、アロンソは36の異なるサーキットを走っている。
■直接対決
アロンソは長年にわたり、F1の有名ドライバーたちと直接対決を繰り広げてきた。
アロンソは、F1でのチームメイト全員との対戦成績で、予選では292勝107敗、グランプリでは262勝117敗と、圧倒的な強さを誇っている。レースでは20回のDNF(リタイアや失格など)が記録されている。
■100人以上
アロンソは現在までに、そのF1キャリアで118人のドライバーと競い合ってきた。これは、F1史上に登場した全ドライバーの15%に相当する。
■F1デビュー当時、4人は誕生していなかった!
アロンソが2001年3月にデビューした時、まだ生まれていなかったドライバーは4人いる。
オスカー・ピアストリ(2001年4月生まれ)、リアム・ローソン(2002年2月生まれ)、フランコ・コラピント(2003年5月生まれ)、そしてオリー・ベアマン(2005年5月のスペインGPでフェルナンドが表彰台に立った日に生まれた)。
■186.634km/h
アロンソのF1キャリアにおける平均速度は186.634km/hだ。
■735回
アロンソののキャリアにおけるピットストップの回数は735回。
■ピットストップ5時間
ピットレーン走行を含め、キャリアを通じて合計17,995秒、つまり5時間ほどをピットストップに費やしている。
■578時間
Netflixの大ヒットF1ドキュメンタリーシリーズ『Drive to Survive(Formula 1: 栄光のグランプリ)』を578エピソード、つまり578時間ぶっ続けで視聴しなければ、アロンソがF1マシンを運転している時間と同等の長さになることはない。
■ウサイン・ボルトよりも速い
世界記録保持者のボルトが2008年北京オリンピック男子100m決勝で記録した反応時間は0.165秒だった。一方、アロンソのレーススタート時の平均反応時間は0.16秒だ。
■まばたきよりも速い
アロンソは、2023年サンパウロGPで、セルジオ・ペレスにわずか0.053秒差でゴールするという有名なシーンで表彰台を獲得した。この数字は、まばたきをするのにかかる時間の約半分である。
■1981年7月29日
アロンソは、チャールズ皇太子とダイアナ・スペンサー嬢の結婚式に世界が夢中になっていた日に生まれた。
■3冠
インディ500とル・マン24時間レースの両方に出場した唯一の現役F1ドライバーだ。
モナコ・グランプリ、ル・マン24時間レースの両方で優勝したことにより、モータースポーツ界で伝説となっている3冠王に王手をかけ、あと一歩のところまで迫っている。インディ500で優勝すれば、グラハム・ヒルというたった一人のドライバーしか達成していない偉業に並ぶことになる。
■魔法の数字
アロンソは、1996年7月14日、14歳の時にカート世界チャンピオンになった時、カートに付けていた番号が14だったことから、F1でのドライバー番号「14」を選んだ。
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