2度の世界チャンピオンに輝いた43歳のフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、今週末のメキシコGPでF1通算400回目のレース出場を迎えるが、どうやら体調が優れないようだ。
●【2024F1第20戦メキシコシティGP】全セッションの結果・タイムスケジュール
今週末、前人未到の偉業を達成するアロンソだが、木曜日の記者会見を「体調不良」を理由に出席をキャンセルした。
チームはこの件について、アロンソは「金曜日に100%の体調で臨み、2回目の練習走行でマシンに戻ることに集中している」としている。
■FP1にはドルゴビッチが出場
しかし年間24戦という長いシーズン、3連戦の2戦目を控えているアロンソにとってはわずかな休息となるかもしれない。
チームは10月9日のプレスリリースで、メキシコGPフリー走行1回目には、テスト&リザーブドライバーのフェリペ・ドルゴビッチ(24歳)が出場すると発表していた。
フェルナンド・アロンソのマシンに乗るブラジル人ドライバーのドルゴビッチは、F1がチームに対してレギュレーションで定めている「FP1セッションで新人ドライバーを年2回走らせる」という要件を部分的に満たすことになる。
2022年のF2チャンピオンであるドルゴビッチにとっては最新型AMR24での初走行となる。
■フェリペ・ドルゴビッチのコメント
フェリペ・ドルゴビッチはプレスリリースで次のように語っていた。
「AMR24を初めて運転するのが本当に楽しみだ。ずっと前から楽しみにしていたんだ!今年、多くの時間をチームのシミュレーターでこのクルマの開発に費やしてきたから、シミュレーションと実際のクルマの相関関係を体感できるのは貴重な経験になるだろうね。
エルマノス・ロドリゲス・サーキットは、これまで走ったことのないトラックだ。長いストレートとテクニカルなコーナーが組み合わさったチャレンジングなサーキットだから、イベントの前にシミュレーターで時間をかけて、FP1に備えたい」
「この機会を僕に与えてくれたアストンマーティン・アラムコと、継続的にサポートしてくれている『バンコ・マスター(Banco Master)』に感謝したい。」