アストンマーティンF1は、オフィステクノロジーとソリューション分野のリーダーである『ゼロックス(Xerox)』社を公式グローバルパートナーとして迎えることを発表した。このパートナーシップは、2025年から複数年契約となる。
ゼロックスとアストンマーティンF1は、スピード、精度、効率性において革新を追求する両ブランドのビジョンを共有。ゼロックスの印刷、スキャン、コピーの専門技術に加え、最先端のデジタルおよびITサービスが、F1の技術革新とチーム運営を支える重要な役割を果たす。
■パートナーシップの主要分野
ゼロックスは、アストンマーティンの最先端施設でチーム拠点の「AMRテクノロジーキャンパス」(イギリス、シルバーストーン)で、チームの車両設計、製造、テスト、レースロジスティクスを強化するため、以下の分野で支援する。
■1. マネージドプリントサービス
ゼロックスは、チームにとって重要な「オーバーレイ」と呼ばれる印刷サービスを提供。このオーバーレイは、各ドライバーの1周分のテレメトリーデータを可視化し、ドライバー同士を比較して相対的なラップタイムを分析するために使用される。
■2. 拡張現実(AR)の活用
ゼロックスとアストンマーティンF1は、将来的に拡張現実を活用し、トラックや風洞テストにおけるリモートアシスタンスを実現する計画を検討中だ。
■3. マーケティングインサイトの向上
ゼロックスのデータ収集技術を活用することで、アストンマーティンはデータに基づくマーケティングの洞察をリアルタイムで取得。より効果的なマーケティング戦略の構築が可能になる。
■ラスベガスGPからデビュー
次戦ラスベガスGPでは、アストンマーティンF1のマシン「AMR24」にゼロックスのブランドロゴが初めて掲示される。