記事要約
・アストンマーティンの新シミュレータードライバー、ダニ・ジュンカデラが2025年シーズンの期待値は「低い」と発言。
・チームは2026年の新規則に重点を置き、2025年はデータ収集の年になると述べる。
・エイドリアン・ニューウェイは間もなくシルバーストンの新施設で作業開始するが、2026年のプロジェクトに集中する予定。
■アストンマーティン、2025年シーズンの期待値は低め?
アストンマーティンの新シミュレータードライバー、ダニエル・ジュンカデラ(33歳、スペイン)が「2025年シーズンの期待値は低い」と発言した。ジュンカデラはスペインのポッドキャスト『L'Angle Del Miramar』に出演し、2026年の新レギュレーションへの準備がチームの優先事項であることを明かした。
「2025年シーズンを無駄にするわけではありません。競争力のある年であることも重要ですが、同時に2026年に向けた情報をできるだけ収集する年でもあります。来年は期待が非常に高いです」とジュンカデラは説明した。
■2026年に向けた開発が最優先
アストンマーティンは2024年シーズンをコンストラクターズランキング5位で終えたものの、2023年・2024年ともにシーズン中の開発で苦戦してきた。2025年シーズンにおいても大きな飛躍は期待しにくい状況のようだ。
注目すべきは、エイドリアン・ニューウェイが2週間後にシルバーストンの新しいファクトリーで業務を開始する点だ。しかし、ニューウェイの主な焦点は2026年のプロジェクトに置かれるとみられている。すでに作られたコンセプトを改良するより、新コンセプトに集中する方が効果は高いためだ。
■2025年もアロンソのサプライズに期待
それでもジュンカデラは「2025年は非常に接戦になる」と予想する。「すでに多くのチームが接近しています。この傾向が続けば、フェルナンド・アロンソのようなドライバーが違いを生み出せるでしょうね」と語った。
さらに「いくつかのサプライズも期待しています」と述べ、2025年が単なる移行期ではなく、予想外の展開が生まれる可能性があることを示唆した。