レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は、ロンドンのO2アリーナで開催された『F1 75 Live』に登壇した際に母国の観客からブーイングを受けていた。
その件について、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコ博士はコメントを求められた際、「もうこの話はやめて、5度目のタイトルに集中しよう」と発言した。
また、フェルスタッペンの移籍や自身の移籍について質問されると「我々はセバスチャン・ベッテルのときに成し遂げられなかった5連覇を目指している。それに集中するだけだ」と強調した。
この発言は、昨年ホーナーを取り巻く一連のスキャンダルについて、これ以上の議論を避け、チームとして目標に集中すべきだという意図を示している。
昨年、レッドブルは多くの主要メンバーが離脱し、F1コンストラクターズ・チャンピオンから3位に陥落した。今年はタイトル奪還に向けて再編したと主張しているが、チーム内外での騒動の影響を最小限に抑えたいという姿勢が見て取れる。