■予報通りのウェットコンディション、開幕戦は波乱の展開に
2025年3月16日(日)、第1戦F1ルイ・ヴィトン・オーストラリアGP(メルボルン、アルバートパーク・グランプリサーキット)の決勝は、予報通りのウェットコンディションでスタート。全車がこのサーキットで初めてインターミディエイトタイヤ(小雨用タイヤ)を履いてのレースとなった。
■フォーメーションラップから波乱、スタート直後に2台が消滅
フォーメーションラップでは、アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)がスピンし、リアからウォールにクラッシュ。これによりフォーメーションラップがやり直しとなり58周のレースは1周減算されたが、スタート直後にも波乱が続いた。
新人ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)とカルロス・サインツ(ウィリアムズ)が単独クラッシュを喫し、いずれもリタイアとなった。ウェットコンディションの影響を受け、コントロールを失ったとみられる。
■アロンソが34周目にクラッシュ、セーフティカー導入
レースが落ち着きを見せ始めた34周目、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)がターン7で単独スピン。濡れたイン側の縁石に乗せたことが原因とみられ、コースサイドにマシンを止めリタイアとなった。
このクラッシュを受け、セーフティカーが導入。6番手を走行していた角田裕毅(レーシングブルズ)を先頭に、ハース勢を除く全ドライバーがピットへと向かった。すでに走行ラインは乾きつつあり、角田はミディアムタイヤを選択。他のドライバーもミディアムやハードタイヤを選び、それぞれ異なる戦略を取った。
しかし、走行ライン外はまだ濡れており、コース上は依然として危険な状況が続いている。
■角田裕毅、一時2番手!
42周目にレースは再開し、残り16周のスプリントレースとなっていたが、再び雨が降り始めると、トップを走行していたマクラーレンの2台がスピン!その後、コースにステイアウトするマシンとピットインするマシンに別れた。
そしてトップはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2番手に角田裕毅(レーシングブルズ)という隊列に。
しかし、雨足が強まるとインターミディエイト勢が優勢。そしてリアム・ローソン(レッドブル)とガブリエル・ボルトレート(Kickザウバー)がスピンしてリタイア。これで14台のみとなった。たまらずステイアウトしていたフェルスタッペンや角田裕毅らドライタイヤ勢もピットインし、フェルスタッペンは2番手で復帰、ドライに賭けたレーシングブルズの角田裕毅は11番手でコースに戻った。
■角田裕毅、無念
最終的に、ランド・ノリス(マクラーレン)が優勝、2位はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3位はジョージ・ラッセル(メルセデス)だった。
4位はアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)、5位は16番グリッドから追い上げた新人アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)。
6位はランス・ストロール(アストンマーティン)、7位はニコ・ヒュルケンベルグ(Kickザウバー)でポイントを獲得。
8位はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、9位は母国グランプリのオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、10位はルイス・ハミルトン(フェラーリ)だった。
14台完走のサバイバルレースで、角田裕毅は12位でフィニッシュした。残念ながらポイントは獲得できなかった。